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「それSDGs、知ってるよ!」WWFさんと一緒に、海と魚の未来について考えるプログラム@岩手

オンライン&訪問 プログラム 未来

9月、新学期スタート。元気いっぱいの一戸町の子どもたちに、海と魚の未来について考えるオンラインプログラム「地球にやさしい未来の買いもののしかたを学ぼう」をお届けしました。難しいテーマにも、素直な気持ちで積極的に学びに参加し、たくさんの思いを発表してくれました。

 

人と自然が調和して生きられる未来を目指して活動をしている環境保全団体のWWFさんと一緒に、「海と魚の今」について学び、「未来」のために自分たちに出来ることを考える本プログラム。

「タイムトラベルツアー」と題し、WWFジャパンの滝本麻耶氏が「隊長」に扮し、色々な場所にワープをしながら学びを進めます。

 

まずは身近な魚ということで、楽しいお寿司屋さんからスタート。ところが未来ではお寿司がシャリだけになっている!という驚きの事実が知らされます。「えーっ」と驚きの子どもたちに、「未来を変えるために、海と魚の今を知ろう」というミッションのため海の中で何が起こっているのかを見に行こうと話す麻耶隊長。それを受けて「ワープ!」と元気いっぱいの声で探検気分の子どもたち。

 

ワープした海の中では、さまざまな「海と魚の今」を知るクイズが出されます。海底を傷付けてしまう漁により魚のすみかがなくなっていること、小さい魚や獲りたいと思っていた魚でない時に捨てられてしまうことがあること、魚以外の海の生き物も犠牲になってしまう漁もあること。その数は、例えばイルカなら年間で約30万頭、一戸町の人口の30倍近い数字という説明に「えーっ」と声を上げる子どもたち。

プラスチックごみで汚れた海の中を泳ぐウミガメには「ゴミ食べちゃダメ」と声を掛けたり、積極的に声を上げてプログラムに入り込んでいきます。

 

そんな海と魚の未来を守るひとつの方法として、獲りすぎに注意し、海の環境や生きものに配慮して獲られた魚につけられる印、海をまもるための「エコラベル」である「MSC認証」ラベルと「ASC認証」ラベルが紹介されます。すると「社会の授業で習ったよ」「お母さんが生協でやっているって言ってた!」「それSDGsでしょ」と、すでに、日常の中から自然と学びとっている子どもたちに喜ぶ麻耶隊長。

そんな子どもたちは2グループに分かれて、スーパーなど身近な場所からエコラベルを探し出す対決に挑戦、「こんなところにあるんだ」と新たな発見を重ねていました。

 

最後に子どもたちから、「海にゴミを捨てないように気を付けたい」「賞味期限とかで捨ててしまうことがないように」「1週間でどれくらいエコラベル見つけられるかやってみたい」と自分たちの言葉でたくさんの感想を発表してくれました。

 

「こんなにたくさんの生き物が死んでるのが悲しい」という子どもたちの声に、麻耶隊長から「生き物たちを守りながら、美味しい魚が食べたいっていう思いを漁師さんや魚を扱うお店の人たちに伝えることも、そういった未来に変わっていく一つの力になるよ」とメッセージが届けられました。

 

これからも子どもたちと一緒に学び考える本プログラムを、全国に届けていきたいと思います。

 

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