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いのちのプログラム「いのちかがやくサイエンス」@岐阜県羽島市

プログラム いのち

【真夏のスノードーム作り!!?】

 

夏も真っただ中の8月18日、岐阜県羽島市の八幡自治会公民館にて、「いのちかがやくサイエンス」プログラムを実施いたしました。

 

 

講師を務めてくださるのは、「科学」の面白さを伝えることをライフワークとする松延康(まつのぶしずか)先生。多数のメディアにも出演し、全国で活躍されている大人気の先生です。

 

 

プログラムはワクワクの理科実験からスタート!!!

 

 

「この透明な水が赤色に変わったら驚きだよね?」と、化学反応で液体の色を変える実験や、

 

 

「みんな気が付かないだけで、すごい(空気の)力の中で生きているんだよ」と、大気圧のパワーを体験する実験など。

 

 

子どもたちは、目をキラキラと輝かせ、ぐっと身を乗り出して、先生のパフォーマンスに魅入っていました。

 

理科実験が終わると、化学反応を生かしたスノードームづくりに取り掛かります。まずは、材料の入ったペットボトルをシェイクシェイク!

 

 

そして、その液体に水彩絵の具で色付けしたものを、水の入った瓶に垂らすと......

 

 

あら不思議!なんと水の中にカラフルな球体が出現!

 

実はこれ、アルギン酸ナトリウム水溶液を、塩化カルシウム水溶液に加えるとゲル化する、という化学反応を生かしたもの。人工イクラも同様の化学反応を使って作られるんだとか。

 


 

 

ポタ、ポタ、ポタと、一滴一滴丁寧に入れていきます。

 

みんな集中して、真剣な表情で取り組んでいるのが写真から伝わってきますね。

 


 

なかには、2種類の色を混ぜながら垂らす子も。子どもの自由な発想力にはいつも驚かされます。

 

 

そうして完成した、オリジナルスノードームがこちら。

 

カラフルな球体の合間に魚が泳ぐ様子は、南国の海を想像させ、真夏のぴったりのスノードームに仕上がりました。

 

スノードームづくりのあとには、松延先生からメッセージが。

 

 

「センスオブワンダー」

 

アメリカの生物学者、レイチェル・カーソンの著作のタイトルにもなっている言葉です。

新しいことに「へぇ~、不思議」「なんでかな~?」と思うことはとても大事。その好奇心を持ち続けることが大切だと先生は言います。

 

また、「やってみるご褒美ってなんだろう?」という問いかけも。子どもたちがう~んと首をかしげていると、先生はこう教えてくださいました。

 

「それはね、できないってことがわかること」

 

何事にもチャレンジしてみて、失敗を糧に成長していく。そうすれば、おのずと知らない世界が見えてくる。そんな先生からのメッセージでした。

 

 

 

科学実験は掃除の時間で終わります。飛んでくるトイレットペーパーをキャッチして、みんなで力をあわせて部屋をキレイにしました!

 

こうして楽しい楽しい90分間のプログラムが終了しました。今回のプログラムを通して、センスオブワンダー、不思議だなと思う心を大切さに気付いてくれたら嬉しいですね。

そして、その心をもって挑戦・探検を続ければ、より広く、より面白い、新たな世界が見えてくるはずです......!

 

 

あわせて、地域の大人に向けた「ほうかご勉強会」の様子も報告いたします。

 

 

今回の勉強会には、7名の地域の方が参加してくださり、放課後の時間の価値や可能性を共有したあと、実際に地域にいる「市民先生」を探すグループワークを行いました。

 

「知り合いの市民先生なら、フィリピン出身の方や能をされている先生をお招きするのもよいね」

 

「地域の特色を生かすなら、羽島太鼓の先生に太鼓を教わったり、商店街の酒蔵見学なんてのも楽しそう!」

 

などなど、実践的な意見が飛び交った、充実した1時間でした。

 

 

松延先生、今回八幡自治会公民館に集まってくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

文:学生インターン/宮武

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