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いのちのプログラム「いのちかがやくサイエンス」@徳島県阿南市

プログラム いのち

こんにちは!放課後NPOアフタースクール学生インターンの黒崎です。
東京もすっかり真夏の暑さが感じられるようになりましたが、今回訪問した徳島県では阿波踊り祭の開催に盛り上がりを見せています。
8月8日、多数のテレビ番組でも活躍されていらっしゃる松延康先生をお招きし、徳島県阿南市の羽ノ浦第3児童クラブの子どもたちに「いのちかがやくサイエンス」プロジェクトをお届けしてきました。今回は約29人の元気いっぱいの子どもたちが参加してくれました。

 

まずは色水の実験を見せてもらいました。先生から、「水を入れるとこの色が赤になったらすごくない?」と聞かれて、「なるわけないよ!」「え?ほんとに…!?」と子どもたちも興味深々。先生のおもしろいトークに子どもたちも大爆笑している様子です。

 

 

 

「先生は赤い色水が欲しいんだよ。」と先生。それなら、赤い食紅を入れれば赤い水ができるはず!だけど先生が取り出したのは何も入っていない瓶です。
ほーら赤い水ができた!と先生は言いますが透明な水を見て首をかしげる子どもたち。先生曰く、きれいな心の人には赤い水に見えるそう、、、。

すると「赤い水に見える!」、「そんなの嘘だよ!」という声が上がりました。先生は「水が赤く見えないのは、ここに心が汚れちゃった大人がいるんだな、きっと」と言って、先生の相棒、ヨーコさんで汚い心を探します。…が、子どもたちから現場の先生に向かって、
「絶対〇〇先生だーーーー!」とご指名が。(なんと…!)
しっかりヨーコさんに汚れた心とやらを吸い取ってもらいました。

ヨーコさんに吸い取ってもらって吐き出した心をさっきの透明な色水に入れてみると…!

なんと!欲しかった赤い色水が出来上がったではありませんか!

子どもたちは「すごい!」「なんで?!」といっせいに驚きの声を上げ、先生がヨーコさんの能力信じる人ー?というとそれまで信じていなかった子も「はーい!!」と元気に返事をしていました。

そして次は大気圧の実験。一人の男の子にカッパを着せます。ん?いやな予感・・・
先生がグラスに満杯に入れた水を1枚の板をぎゅっと載せて…ひっくり返しました!子どもたちからは悲鳴が!

・・・ひやひやしましたが、コップの水はこぼれませんでした。なぜ???
先生が理由を説明してくださいました。これには大気圧が関わっているということ。今の状態のこのコップは、横にしても逆さにしても、空気の押す力で絶対にこぼれないそうです。
「じゃあ」と言って今度はコップを横にすると言います。理屈ではわかっていても!ちょっと怖いですよね。
「横にしてもいいと思う人?」「頭の上でコップを振ってもいいと思う人?」という先生の質問にみんなが元気よく手を挙げます!みんな容赦ない!笑
カッパを着た子はさらにひやひやです。子どもたちは科学の不思議を楽しく学べました!

 

それではおまちかね!アルギン酸ナトリウムを使ったアクアドームを作ろう!子どもたちは早くやりたそうな様子です。
でもその前に、ペットボトルに溶かしたアルギン酸ナトリウムが溶け切っていないとのこと!
みんな思いっきり振って!混ぜて~~~!
「あーーーつらいーー!」なんて叫びながら子どもたちも一生懸命振ってくれました!いい顔!

さて!準備ができたら、色を付けて塩化カルシウムの中にポトポトと落としていきます。
真剣なまなざしでアクアドームづくりに取り組む子供たち。一人作業ながらもみんなであれ取って、それ次かして、など周りの子と上手にコミュニケーションをとりながら一人ひとり集中して取り組むことができました。

ミミズみたいなのできた・・・と言いながら、次は何色を作ろうかなと考え中。次は黄色に決めた様子。アクアドームも素敵にできました!

最後に、先生からいのちのお話です。生きていくうえで、勉強していくうえで、大事なことを教えていただきました。
ただ知っている子どもたちは真剣に聞いていたり、先生の問いかけに対してうんうんと相槌を打っている子もみられました。

さあ!実験したり、仕事をした時は、必ずお片付け!
松延先生の片づけは、一味違います。
子どもたちは飛んでくるトイレットペーパーに大はしゃぎ!

自分たちなりに片づけるところ、拭くところを見つけてきれいにしてくれました!

片付けが終了したら、先生にご挨拶をして楽しい時間はここでおしまい!
「今日のプログラムどうだった?」と聞くと「とってもたのしかった!」と言ってくれました。
先生から「知っていることと、できることは違うよ。ぜひ、みんなにも挑戦してみてほしい。」とお話があった時も、子どもたちは真剣に聞いてくれる様子がありました。
きっと、学んだこともたくさんあったと思います。

松延先生をはじめ羽ノ浦第三児童クラブのみなさま、スミセイプロジェクトチームの方々、そして参加してくれた子どもたち、ありがとうございました。
これからもサイエンスを通して子どもたちの笑顔を見ることが楽しみです!

 

 

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