太陽の光がさんさんと降り注ぐ中、兵庫県神戸市に「みんなで守る、みんなのいのち」をお届けしました。
防災に関する様々な取り組みをしているNPO法人プラス・アーツの瀧原先生とともに、自然災害への具体的な備えを身に付けます。
まず、「防災体操」からスタート!地震の揺れをイメージした動きや頭を守る動作、「助けて~」と声を出しながら体をほぐしてから、スライドを見ながら様々な自然災害について学びます。
スライドに映った震度6以上のマークの多さに「地震、めっちゃ起きてるやん!怖いなぁ…」、阪神・淡路大震災の写真が映ると「この写真、知ってる!」など、声をあげながら積極的に見ている子どもたち。
自然災害や避難所の話を聞いた後は、「チーム対抗!防災トライアル」。防災に関する3つのミッションにチャレンジします。
1つ目は紙食器づくり。A4サイズのチラシからカレーを入れる食器をつくります。「たこ焼きを入れる容器みたいにする!」「セロハンテープが欲しい!」と、みんな試行錯誤…。いろんな紙食器ができあがりました。
2つ目はカードゲーム「なまずの学校」に挑戦です。災害時を想定した場面に一番役に立ちそうなアイテムを選び、得点を競います。先生から「使いやすさ、手に入りやすさがポイントだよ」とアドバイスをもらい、「ハンカチはいつも持っているよね!」「ガーゼはどうかな?」など、みんなで意見を出しながら、1つに絞っていきます。なかなか決まらず、じゃんけんをするチームも…。
最後は「毛布で担架 トライアルトライアル」です。ケガをした人の代わりに、大きなカエルを毛布担架で運びます。「いち、に、いち、に!」と声をかけあい、チームワークもばっちり!みんな高得点をねらいたくて急ごうとするのですが、丁寧に運ぶことも大事なポイント。他のチームを応援しながら会場は大盛り上がりです!
さぁ、いよいよ得点発表!子どもたちから「5位から発表してー!」と声があがります。でも、大事なのは順位ではありません。先生から「災害の時は、みんなで助け合うことが大事。“もしも”ではなく“いつも”防災を心がけましょう」とメッセージをもらいます。
子どもたちからは「かえるを毛布担架で運ぶ時、すごく重たかったけど役に立つと思いました」「2位で悔しかったけど、本当の地震の時に役立つことをいろいろ知れました」など、たくさんの感想を先生に伝えます。
来年は阪神・淡路大震災発生から30年。今日体験したことや先生からの言葉は、子どもたちの心に残ったことと思います。
事前の準備や当日のサポートなどご協力いただきました学童スタッフの皆さま、プラス・アーツの瀧原先生、本当にありがとうございました!