2月23日、佐賀県佐賀市でプログラムを開催しました。
今回は、スミセイアフタースクールプロジェクトの中でもなかなかお届けすることのできない「夢をかなえるプログラム」です!
「映画みたいな本物のアクションを見てみたい!一緒に体験してみたい!」という夢に応えるべく、B.O.S-Entertainmentのみなさんに来ていただきました。先生方は戦隊モノのスーツアクターや映画のアクションシーンなどで大活躍しているプロのスタントマンです。
プログラム開始前に、「スタントマンはどんなことをやっているか知ってる?」と尋ねると「うーん…」と、詳しく知っている人はあまりいない様子。
このあとじっくり教わって詳しくなろう!
今日のプログラムについての説明が終わると、いきなり音楽が流れ始めました。
これから何が始まるのかみんな興味津々。
すると、突然4人のスタントマンが華麗なアクロバットをしながら現れました!
さらに体育館の2階にもう一人現れ、子どもたちのいる場所へと大ジャンプ!
これには子どもたちからも保護者の方々からも「おぉーー」と驚きの声が上がりました。
続いて繰り広げられたキレのあるパンチや、トランポリンを使ったキックを食い入るように見ていました。
素晴らしいパフォーマンスに「すごーい!」「かっこいい!」と拍手喝采です。
さぁ、これからアクションを練習する時間です。
上手にできた人はなんと最後にテレビさながらに撮影してもらえるとのこと。
「主役やりたい!」と大きな返事が聞こえてきました。練習頑張ろう!
先生の後について走って体を温めると、いよいよパンチ・キックチームとアクロバットチームに分かれて練習開始です。
いきなり難しい技はできないので、基本的な技から練習していきます。
先生のお手本を見ながらカウントに合わせて、ペアで交互にパンチとキック。
簡単そうに見えますが、防ぎ方やタイミングを覚えて順番通りにやるのがなかなか難しいのです。ペアのお友達を傷つけてしまわないように息を合わせて練習します。
こちらはアクロバットチームの様子。 トランポリンを使ってポーズをしながらジャーーンプ!みんなかっこよく飛べています。
続いては、マットで練習。
「目が回るー」と言いながらも最後まで前転と側転を頑張りました。
休憩の後はアクロバットチームとパンチ・キックチーム交代してさらに練習です。
時間が経つにつれて、コツがつかめたのかみんな徐々に上達してきました。
スタントマンへの道が近づいたかも?!
練習が終わると、パンチ・キックとトランポリンが特に上手にできていた2人が選ばれ、撮影に入ります。
まずは、パンチ・キックが上手だった女の子の番。
少し恥ずかしそうにしながらも勢いよくキックを決められていました。
続いては、トランポリンが上手だった男の子。高くジャンプしながらチョップ!
チョップされる悪役の先生はなんとバク転でリアクション。かっこいい!
撮影が終わると、編集している間に質問コーナー。
先生たちのすぐ近くまで集まり、途切れることなくたくさんの質問をしていきます。
「どうやってスタントマンになったの?」「高いところからジャンプするのは怖くないの?」などなど、時間ギリギリまで多くの質問が飛び出しました。
先生方は撮影風景の裏話も交えながらすべての質問に対して丁寧に答えてくれました。
質問への答えの中で先生たちからの重要なメッセージが。
「アクションはけんかや格闘技とは違って、決められた動きを相手への思いやりをもってやっている」のだそう。痛そうに見えるパンチやキックも、相手に当たらないようにコミュニケーションを取りながらやっているといいます。
パンチされても痛くないのは「練習しているから…?」「体を鍛えているから…?」と質問の答えを聞く前に考えていた子どもたち。
思いやりやコミュニケーションが重要という答えに少し意外そうな表情を浮かべながらも、先生の言葉に納得しているように見えました。
さぁ、質問コーナーの後はいよいよ上映会です!
頑張って撮影に挑んでいた2人のアクション、とっても様になってます。
「かっこいい!」「映画みたいだね」「もう一回見たい!」と子どもたちも保護者の方々も非常に盛り上がった上映会でした。
最後にプログラムはどうだったか聞いてみると、「楽しかった!」「側転が上手にできるようになった」「ジャンプが高くてびっくりしたー」とたくさんの感想を聞かせてくれました。
「アクションは思いやり」
子どもたちの夢だった、映画やテレビに出てくるアクションについてプロのスタントマンの方々に教わりながら、体験と先生からのメッセージを通して思いやりとコミュニケーションの重要さも感じることができたのではないかと思います。
B.O.S-Entertainmentのみなさん、参加してくれた子どもたち、本当にありがとうございました!