1月25日、天文学普及プロジェクト代表の高梨先生と国立天文台の夏苅先生を講師にお招きして、熊本市植木町にある『植木子どもの城』で4年生までの子ども達30人と宇宙のプログラムを実施しました。
園庭には雪が積もり寒い日でしたが、集まった子ども達はとても元気でした。
最初に、高梨先生から質問。
①星を見たことがある人
②プラネタリウムに行った、宇宙の話を聞いたことのある人
そして、最後は
③宇宙で知ってること、でした。
火星、水星、木星…、金星、太陽、隕石、地球等々、次から次へと出てきます。
さらに、高梨先生がヒント「テレビで~占いって出てくるね」十二支…、あれ?
みんな一生懸命考えます。
知っていることがいろいろ出てきたところで、
「今日は大人も知らないこと勉強していこう」
惑星の並び方を教えてもらった後、大きさを比べることになりました。
太陽をソフトボール大(10㎝)としたら地球は砂粒(1㎜)、木星の大きさは?
「地球(1㎜)、木星(1㎝)…」正解した子ども達から歓声が上がります。
距離は?
「水・金・地・火星までは近いけど、火~は離れている。」
何となくその位置関係は認識できたようです。
距離が分かったところで映像で確認です。
最初は地球を見ていきます。日本が夜だと昼はアフリカ大陸。
そして、地球を離れ月へ出発です。
太陽の周りをまわっている惑星の動きを見ます。
映し出された惑星の動きを見て、「ワーッ!」という声。
興味深く見ています。
「太陽を見たい」という要望に、太陽に近づくと、何と色は白でした。
黒点を拡大すると動いています。
「なんか気持ち悪い」
「生き物が口を開けて飲みこもうとしているみたい」
素直に反応します。
太陽系の惑星を見ます。
「粒粒がたくさんある」
これは惑星でした。
ジャガイモみたいな形をしています。
太陽系を飛び出して星の世界へ。
「1光年という単位は光の進む距離を表すんだよ、1光年は10兆km。」
どのくらいの距離か見当がつきませんが、すごく遠いということだけは分かります。
星座の名前を知っている子がいて、「織姫ベガ、彦星アルタイル」と答えます。
再度ブラックホールに。
動きを見ていきます。
「なんでも吸い込むんだよ。吸い込まれた人がいないから分からないけどね」と高梨先生。
宇宙の端から来ている光、138億光年に思わず「エエッ~!」
体を前のめりにして、ジーッと画面を見ています。
宇宙シュミレーターで地球に戻り、今日学んだことをおさらいして終わりました。
質問コーナーでは、質問したいと何人もの子ども達が手を挙げました。
流れ星について質問した子。
「流れ星は砂粒くらい、火球は小石くらい、隕石20mくらいで100年に1回ほど。
もっと大きな隕石は富士山の高さの3倍くらい」と高梨先生から教えてもらいました。
質問がいっぱい出てきます。
興味を持って参加している様子がよく伝わってきますが、残念ながら時間に。
子ども達の代表から高梨先生、夏苅先生へお礼の手紙を渡しました。
このプログラムに参加するために、質問を考えてきた子ども達。
熱心に話を聞いていた子ども達。
きっと今日のお話でさらに興味が深まったことでしょう。
最後に集合写真を撮り、プログラム終了。
雪の中お出かけくださった高梨先生、夏苅先生。
準備を進めてくださった植木子どもの城の皆様。
お世話になりました。
ありがとうございました。