もうすぐ2学期が始まるという8月28日(月)、愛知県豊橋市で
「にほんのおだし」プログラムを開催いたしました。
つゆくさ児童クラブの子どもたち25名が参加してくれました。
講師に大黒屋寿恵(だいこくや ひさえ)氏をお招きし、
暑い夏に熱く美味しいおだしをみんなで作りました。
まずは大黒屋先生からのご挨拶です。
「普段はお家の人が料理をしてくださいますが、
おだしがどんな素材で作られているのか知っていますか?」
「どのように使われているかしっていますか?」
昆布、かつお、しいたけ、煮干し、切り干し大根など様々なものから
おだしをひくことができるのだと教わります。
そう!おだしをとることを、「ひく」と言うそうです!
おだしの元になる素材を実際目で見て、手で触り、味を確かめます。
子どもたちに人気があったのは煮干しでした。
先生がしいたけと切り干し大根を混ぜた
炊き込みご飯を子どもたちの前で作っていきます。
作りながら、先生から子どもたちに質問。
「昆布は日本のどこで採れると思う?」 「海!」 「北海道!」
「煮干しは何の魚か知っているかな?」 「いわし!」
子どもたちは暑さに負けず、元気に答えてくれました。よく知っていますね。
味付けも塩、薄口しょうゆ、酒のみ、あとはお鍋で20分程度炊くとできあがります。
「え?!そんなに簡単に、短時間でできるのですか?」
思わず、大人の方からも驚きの声がでていました。
現代では、ご飯は炊飯器で炊くもの…ですが、違う体験ができ、
子どもたちだけでなく大人の方にも新鮮だったようです。
ご飯が炊けるのを待つ間に、鰹節の作り方をスライドにて説明します。
職人さんが実際使っている道具や鰹節にもいろいろな種類が
あることを写真で確認できました。
次はお吸い物の作り方の説明をしていきます。
昆布からひいたおだしの試飲もします。
「美味しい!」と何度も試飲をしていた子どもたちもいました。
次にかつおを加えたおだしの試食です。
「かつおを加えた方が良い味になった!」
実際、目の前でおだしをひかれ、料理の元になる過程を目の当たりにし、
子どもたちも興奮してきます。
さて実際自分たちでやってみます。
火を使うので緊張しましたが、高学年の子どもたちを中心に、
お吸い物を上手に作っていきます。
作業を役割分担して、低学年の子どもを高学年の子どもがサポートします。
「次は誰がやる~?」同じ作業をみんなで少しずつ体験をし、協力して進めていきます。
熱いおだしを移す作業などは先生も子どもたちのサポートをしてくださいます。
子どもたちの顔は真剣です。
失敗しないように、ケガをしないように慎重に作業を進めます。
先生の1回の口頭の説明だけで、間違えず進めていきます。
さぁ、お吸い物もできました!
炊き込みご飯もできました!
炊き込みご飯と一緒にいただきます。
しっかりと食べ、炊き込みご飯、お吸い物のお代わりまでする子どもたちもいました。
最後にみんなでそろって集合写真!
参加してくださったつゆくさ児童クラブのみなさん、大黒谷先生、
本当にありがとうございました。