もうすぐバレンタインデー。2月のとある日、埼玉は北葛城郡の児童クラブに、TVでもお馴染み松延先生による「いのちかがやくサイエンス」のプログラムをお届けしました。「不思議」がいっぱいの実験クイズに頭をひねったり驚いたり、夢中になる1日となりました。
はじめはオンラインでのプログラムに緊張ぎみの子どもたち。でも「ウォーターサーバーは潰せるか」の実験を目の当たりにすると気持ちは一変。ズルの素(アルコールランプの燃料)を入れ、火をつけたマッチを投入すると、見事「べきべき」と音を立てながら潰れていく様に「えー」「すげぇ」と驚きを隠せません。これは空気圧が正体となっての現象、目には見えない「不思議」の力があることを感じます。
ここからは、実験をたくさん体験する「サイエンスクイズ」ショーの始まりです。まずは「水の入ったワイングラスで、ペットボトルは何本持ち上げられるか?」のクイズ。5本、10本、どんどんペットボトルを持ち上げていきます。チャレンジのたびに「出来る」「無理だよー」と興奮しながら結果を見つめます。
続いては「重曹・クエン酸を入れた水の入った水槽の中で、シャボン玉はどうなる?」の実験です。「どうしてそうなるの?」と不思議がる子どもたちに、二酸化炭素という目に見えない気体のじゅうたんが出来ていることを伝えていきます。
ブラックライトを使った実験では、「お茶・ビタミンドリンク・コーヒー」どれが光るか?のクイズを、現場の先生たちが実践。「光ったー!」「これだ」「きれい」。目の前で見る変化にみんな大喜びです。
最後は、「お茶・炭酸水を入れた風船は火を近づけると割れる?割れない」のクイズです。「どっちが割れるだろう?」みんな頭をひねります。風船の下でスタンバイする実験アシスタントに風船が爆発して、お茶・炭酸水がこぼれないか。真剣に見守ります。思わぬ結果にみんな驚きの声を上げました。
目には見えない「不思議」な力を実験で解き明かしていく、「どうして」「なぜ」の気持ちをふくらませていく。たくさんの実験クイズに挑戦してくれた子どもたち。コロナ禍で大変な中でも準備を進めて下さった先生方、本当にありがとうございました。