真夏のような暑さの中、山口県宇部市に「世界に広がる!けん玉」のプログラムをお届けしました。
夏休み最終日のスペシャルイベントを楽しみにしていた子どもたちが、体育館へ続々と入ってきます。総勢42人!普段からけん玉遊びが盛んで、「先生に得意技を見せるぞ!」「〇級までいくぞ!」と、プログラムが始まる前から意気込み充分!マイけん玉でウォーミングアップをする姿もたくさん見られました。
最初に、秋元先生が10級から1級までの技を披露。どんどん高度になる技に、子ども達の「わー!」「すごーい!」の声もどんどん大きくなります。
けん玉の持ち方を教わった後、1・2・3のリズム、膝を使うこと、玉をお腹のあたりまでまっすぐあげることなど、基本の動きを熱心に見つめる子ども達。
練習している子ども達のまわりを、先生が声をかけて指導すると、「ろうそくのコツって何?」「飛行機ってどうやってやるの?」と技についての質問が飛び交い、レベルの高さがうかがえます。「ろうそくはけん玉をまっすぐ持つこと」「飛行機は勢いをつけすぎないこと」と、丁寧にアドバイスする秋元先生。休憩時間も、常に子ども達に囲まれていました。
さぁ、いよいよ級位検定会です!大皿に1回でも乗ったら10級合格、3回成功すれば次の級以上に進めます。説明を聞いている子ども達の目は真剣そのもの、ピリッと集中した空気が流れます。
けん玉経験者が多く、着実に級を重ねていく子ども達ですが、6級「とめけん」まで残った児童は約半分の20人、5級「ひこうき」にチャレンジした児童はさらに半分の10人、4級「ふりけん」にチャレンジしたのは3人…とだんだん人数が減っていきます。と同時に会場の緊張感も高まります!
そして、最後の1人となった2年生が3級「日本一周」に挑みます。「がんばれ!」「惜しい!」「入ってー!!」の声援を受け、なんと1回成功!3級確定の瞬間、子ども達から大拍手が起こりました。
検定会の興奮冷めやらぬ中、秋元先生が圧巻のパフォーマンスを披露。糸がついていない不思議なけん玉が空中をくるくると回転し、最後に先生の手にスポッ!と戻ってくる技に、子ども達から大歓声があがります!先生がお住いの山形県名物「玉こんにゃく」を模したけん玉など、見たこともないけん玉が続々出てきます。
最後はおなじみ、10連けん玉のパフォーマンス!「先生頑張れー!」と子ども達からの声援を受け、見事成功!
最後に秋元先生から、「好きなことを見つけて続けることが大切、続けているとつらいこともあるけど、新たな発見もたくさん見つけられるよ!」とメッセージをいただきました。
新しい技ができるようになった時の喜び、級が上がっていくことの楽しさを実感できた今回のプログラム。事前準備や会場のご用意に対応いただきました現場の先生方、丁寧に指導してくださった秋元悟先生、本当にありがとうございました!