自然豊かな場所、鹿児島県肝属郡南大隅町・本土最南端にある学童で生活をしている子どもたちに、
「ヒューマンビートボックス」のプログラムをオンラインでお届けしました。
「ヒューマンビートボックスって知っている?」と先生に聞かれ、全く手を挙げない子どもたち。緊張しているようで、手は挙げずとも、小さくうなずいている様子が控えめで可愛らしく、先生からも「本当は知っているんでしょ~!」とのツッコミが入ります。
「ヒューマンビートボックスやってみたい人?!」の声には、「はーーーい!」と元気よく手を挙げる子どもたち。
初めて見る先生のパフォーマンスに息を飲み、ノリ良く体を揺らして、興味深々な様子が印象的です。
パフォーマンスが終わると、自然と湧き上がる拍手。徐々に緊張が解けて、自然と笑顔が見られるようになってきます。
「何の楽器の音でしょうか?」のクイズでは、ほとんどの子が一発正解!正解すると、とっても嬉しそう!子どもたちの耳の良さ、勘の良さにビックリです。
いよいよ、子どもたちがパフォーマンスを練習する時間です。
声の出し方、ボイスパーカッションとは?を教えてもらうと、さらにテンションが上がり、隣の子同士顔を見合わせながら和気あいあいと笑顔で楽しむ様子が見られます。
コツをつかみ、どんどん上達していく子どもたちを見て、思わず先生からも「ホントにうまいな~~。習ったことがある子、いるでしょう?」の言葉が。初めて体験するとは思えぬ、子どもたちの吸収力に私たちもビックリです。
“プス”の時にドラムを叩く動きを合わせることもしっかり身につき、ノリノリで音楽の魅力にはまります。
「音を出すときに体を動かすと、もっとかっこよく見えるよ!」と教えてもらい、気分は本物のヒューマンビートボクサーです。手を使ったり、足を使ったり、子どもたちの自由な動きがたくさん見られます。
「いつもは、魔法の呪文“ポテトチップス”だけ教えるんだけど、みんなが上手だから特別に“ジッパー”という技も教えちゃおうかな~」と嬉しい提案が!チャックを閉める時の音に似ているから“ジッパー”というそうです。特別な音を出すときのコツは、口に手を当てながら音を出すこと。みんなで一斉に同じポーズをして音を出してみます。
普段は習わない技を教えてもらえることに、大興奮な子どもたち。真剣な表情で、何度も練習します。
最後は、練習した技をチームで競う対抗戦。
前に出てくると照れてしまう子もいましたが、みんな一生懸命パフォーマンスを披露します。
先生の“オリジナルドラムロール”とともに勝利チームが発表されると「ヤッターーーーー!!!!」とガッツポーズをする子、「え、嬉しいーーーーーー!」と隣の子とハイタッチをする子、「本当に…?」と隣の子と抱き合う子、子どもたちの反応を見ると、短時間でヒューマンビートボックスの魅力にどっぷりつかったこと、真剣に取り組んだことが良い結果につながったことに喜びを感じている様子が伝わってきます。
質問タイムでは、「いつからビートボックスをはじめたんですか?」や「ビートボックスの一番のコツはありますか?」「ズーナ先生にとって、ビートボックスは何ですか?」等、ヒューマンビートボックスに興味がわいている様子です。
先生からは「誰かに何かを言われても自分が好きだと思うことは、とことん好きでやり続けてみて!仕事になったり、世界の人とも繋がれるキッカケになったりするから。好きなことを見つけて、続けてみてね!」と素敵なメッセージをもらいました。
最後に、「骨の音ってできますか?」と質問をした子がいて、先生が「できるよ~」と言って見せてくれると「僕もできるんだよ!」と“クリックロール”という得意技を見せてくれました。これにはズーナ先生もビックリ!
本土最南端にヒューマンビートボクサーがいる!と大喜び。
最後はみんなで集合写真を撮影。画面越しに見るズーナ先生のカッコよさに目をキラキラ輝かせている姿が印象的でした。
事前準備や当日の運営サポートなどご協力いただいた学童スタッフの皆様、ZU-nA 先生、ありがとごうございました。