少し肌寒くなってきた10月中旬、山形県米沢市の放課後児童クラブへ「いのちかがやくサイエンス」をオンラインでお届けしました。様々な実験を通して、子どもたちの純粋な「びっくり!」と「なんで?」の気持ちがあふれるプログラムとなりました。
そわそわとした様子の子どもたちの前に、松延先生が空のタンクを持って登場。ご挨拶代わりに火を使い、空気の重さを利用したダイナミックな実験を披露しました。「わー」「すごい」と大拍手の子どもたち。姿勢も一気に前のめりになりました。
最初の実験は「ワイングラスで何本のペットボトルを持てるのか」。ワイングラスに水を入れてふたをし、ペットボトルを持ち上げます。まずは何本持ち上げられるのか、子どもたちは3択クイズで予想をします。 そして松延先生が実際に挑戦。少しずつ本数を増やしながら持ち上げるたびに、「おおー」「えー!」と大きな歓声があがりました。クイズに正解した子どもたちからは「やったー」という嬉しそうな声も聞こえてきました。
「風船に火をつけたらどうなるか」は、まさかの(先生のサポート役の)ばんちゃんの上で実験。興味津々な子どもたちは、「ここでやってもいいと思う人―?」と言う松延先生に、「いいよー」とためらいながらも手を挙げていました。
他にもシャボン玉を使った実験やブラックライトで様々な飲み物を照らしてみる実験を行いました。松延先生の呼びかけに大きな声で答え、クイズにも積極的に参加をしてくれている様子が画面からも伝わってきました。
現地の先生方がかいてくださった素敵な絵も、プログラムを盛り上げてくださいました。
実験の後には「すごーい!」という驚きの声だけではなく、「なんで?」という疑問の声も聞こえてきました。気づいていないだけで私たちの身の周りにも、不思議なことはきっとたくさん隠れています。今回のプログラムを通して、世界の不思議に気づき、「なんで?」と考える面白さを少しでも感じていただければ嬉しいです。
参加してくださった正和こどもの家の子どもたち、現地の先生方、ありがとうございました。