2週連続の台風も過ぎ去り、本日は神奈川県横浜市にやってまいりました。
鎌倉市にほど近い千秀小学校キッズクラブのみなさんとのプログラムです。
本日の先生は、松延康先生!
テレビでもご活躍中の先生、テレビ出演のエピソードを聞いて子ども達もびっくり!
まずは先生が実験を見せてくださいます。
取り出したのは、ペットボトルに入った普通の水と黄色の食紅です。
きれいな黄色い水になりました。
次は青い食紅で色を付けます。
ここで確認したことは、黄色の水は黄色にしかならないこと。
青色の水は青色にしかならないこと。
では、赤色は...?
先生はまた新しい透明の水を取り出して、食紅で色を付けました。
子どもたちにも大人の私たちにも透明に見えますが、先生はきれいな赤色に見えると言います。
なんとこの赤色は、心のきれいな人にしか見えないとのこと!
そこで、キッズクラブの先生の心をきれいにしてみることに。
お手伝いしてくれるのは、先生の助手のようこさん!
ようこさんが大人の汚い心を吸い取ってくれました。
汚い心を吸い取られ、きれいな心になれたでしょうか...?
赤い色の水に変化したら大成功です!
きれいな赤色に変わりました!これには子どもたちもびっくり!
「えー!なんでー!?」「すごーい!」と大歓声です。「うそだぁ!」と疑っている子もいます。
それでは、先ほどようこさんが吸い取ってくれた汚い心を、赤い色の水に入れてみます。
さっきまで真っ赤な色水でしたが、汚い心を入れるとこんなに透明に近い薄色になってしまいました。
「ようこさんの力を信じる人?」という先生からの問いかけに多くの子どもたちが手を挙げていました。
「ようこさんすごい!」「なんでだろう?」子どもたちからいろいろな声が聞こえてきます。
次の実験は、みんなの家でもできるドライヤーを使った実験を見せてくださいました。
ドライヤーを使って白い球からあのたぬきまで、いろいろなものを浮かせてみます。
さて、ここで登場したのは先ほどのたぬきととても形が似ている白い容器です。
たぬきに似ていますが、ドライヤーをあててみてもたぬきのように浮かびません。
なぜでしょうか?みんな一斉に手を挙げて、自分の考えを発表します。
「ふちが引っかかっているからじゃないかな?」
ふちを切ってもなぜか飛びません…。ドライヤーから出てくる空気が容器のふちに引っかかって、浮かばなかっただけではないらしい…。
先生がだした小さな丸い紙で誰かが気づきました。「重さだ!」
お見事!重さも関係があったのですね。
ふちを切り取って重さを増やした容器は見事、浮かびました!
実験とは「~なんじゃないかな?」という仮説を立てて確かめること。
まさに今回、みんなは様々な仮説を立てて、確かめる様子を目の前にしたのです。
次は、今回のプログラムのメイン実験、スノードーム作りです。
早速、ペットボトルをみんなで振っていきます!
さぁ、しっかり足を開いて、グッとかまえて...
よーい、ドン!!
「うおー!!」と大きな声を出しながら、みんな全力で振ります!
次に、自分で好きな色を選んで、絵具をペットボトルに入れてもらいます。
きれいに色がついて思わずにっこり。
そして、先生から説明をよく聞いて、いよいよ実践です。
みんな真剣な表情で取り組んでいます。
集中して、慎重に1滴1滴垂らします。
自分が持っていない色は、お友達にもらいに行きます。
中には、工夫して2色を合体させている子も!
2色が混ざり合った玉もとてもきれいです。
最後に、2匹のお魚を入れて...
先生たちに仕上げをしてもらいました。
ついに完成!
カラフルなスノードームになりました!
「ほら!見て!」とたくさんの子どもたちが、思い思いのスノードームを見せくれました。
さぁ、実験はただやってそれでおしまいではありません。
実験は掃除に始まり掃除に終わります。
先生がトイレットペーパーを配ってくれます!
みんなしっかりキャッチできるかな?
しっかり掃除もできました!
プログラムの最後に、先生からのいのちのお話を聞きました。
普段の生活のなかで「どうしてなのかな?」と不思議に思うことも、慣れていってしまいます。でも、「なんで?」「どうして?」という気持ちを忘れないことの大切さ、そして生き物はみな様々な工夫をして一生懸命に生きているということのお話を、子どもたちは真剣な表情で聞いていました。
また、初めて触れるものに対して、素直に「へぇ!」「どうしてだろう?」と感じることの大切さ、
知っていることは大切だけれど、知っていることと出来ることは違うこと、できるようになるにはたくさんの失敗をすること、失敗してもいいからいろんなことに挑戦することの大切さも学びました。
それでは最後に、先生と一緒に記念撮影!
ハイ、チーズ!
お別れのときには先生から素敵なお土産もいただいて、みんな満面の笑みで先生とハイタッチをして帰っていきました。
「楽しかったー!」「またやりたい!」そんな声が理科室の外の廊下から聞こえてきました。
本日お世話になりました、松延康先生、千秀小学校キッズクラブの皆さま、ありがとうございました。