つきぬける青空と青い海!潮風香る徳島県徳島市にて、
いのちのプログラム「心臓外科医のシゴト」を実施しました。
手術ってどうやってやるんだろう?そもそも、外科って何?子どもたちは高鳴る胸で集合し、さぁスタートです!
講師には、心臓外科医としてご活躍されている尾頭先生をお迎えし、
心臓外科医のことや心臓のことを学び、手術を着を着ての体験を行いました。
早速、「みんな、心臓は一日何回動いてるか知ってますか?」
先生からの質問に、元気よく手を上げて答えます。「1万回!」「100万回?」
正解は、10万回!正解をピタリと当てた子に、拍手!
驚いたのが、「心臓はどんな役目をしているでしょう?」という質問に、
「身体全体に血液を送る役目です!」と、まさに模範解答を答えてくれた子がいたこと!
心臓が一日に送り出す血液の量は、2ℓのペットボトル約3000本なのだとか。
こんなに沢山の量の血液が、私たちの身体の中を駆け巡っているんですね。
これは、実際の手術室の様子。
テレビドラマでしか見たことない光景が、目の前にいる先生のお仕事って、少し不思議かも?
時折「こわーい!」と言いつつ、子どもたちは興味津々でお話しを聞いていました。
さあ、ここからは体験に移ります!
まずは実際に使われている聴診器を使って、心臓の音を聞いてみましょう。
みんなの心臓の音、どんな音だったかな?
お友達や先生の胸に当てて聞いてみると、あれ?なんだか速さが違う。
それもそのはず。心臓の鼓動は、大人よりも子どもの方が速いんだそうです!
続いての体験は、皮膚に似せたスポンジを使って、糸を結ぶ体験です。
と、その前に手術の準備。実際に使われている手術着と、帽子とマスクと手袋を着用し、
子ども先生に大変身!!!
ちなみに手術着は大人用なので、子どもたちにはやや(かなり?)大きめです。
今回使う糸は、実際の糸より少し太め。
けれど、手袋をして、端と端を持って、上手に結ぶのは結構難しい!
先生のアドバイスを受けながら、頑張って挑戦していました。
一つ一つ集中して、こんなに沢山結べました!
これを毎日やっている先生たちも、最初はこのスポンジで、
何百回も何千回も練習したんだそうです。
ちなみに、実際に心臓を縫う糸はというと、、
ピンセットの先、わかるでしょうか?強く結ぶと切れてしまう、細ーい糸。
これで心臓を、命をつなぎとめているんだよ、と尾頭先生は語りかけます。
最後に、ちいさな先生たちへ「いのちのお話し」をしてくださいました。
いのちって何だろう?生きるって、死ぬってどういうこと?
心臓外科医は、日々命と向き合うお仕事。
そして先生たちがいるから、助かる命があるということ。
そして、「壊れやすい命を救うお仕事は、とっても大変だけど、楽しく働けるのは、
好きなことだから。先生はこのお仕事が大好きです。」。
こどもたちも先生と一緒に、一生懸命考えていました。
今回の体験で、いのちの大切さ、そして脆さを学んだ子供たち。
プログラム終了時には、皆真剣な表情になっていました。
元気いっぱいの声で沢山質問してくれた、上八万学童クラブの子供たち。
尾頭先をはじめアシスタントの先生方、そして学童クラブの皆さま、
本当にありがとうございました!