8月2日に「スラックライン」プログラムを実施した湯沢町社会福祉協議会湯沢児童クラブ様との勉強会の様子をご紹介します。
こちらの児童クラブでは、これまで外部から講師等を招いたプログラムは開催したことがなかったそうで、
今回のスラックラインが初めてとのこと。
子どもたちがとても楽しんでスラックラインに熱中してくれたので、応募してよかったとスタッフの皆さまもとても喜んでくださいました。
勉強会ではまず、今の放課後の現状のお話や子どもたちの成長に必要なことなどをお話させていただいています。
日々、現場で活動していらっしゃる皆さまなので、ご経験や知識も豊富にお持ちですが、非常に熱心にお話を聞いてくださり、今抱えていらっしゃる思いなども語ってくださりました。
この地域は数年前まで小学校が5校あったそうですが、少子化により1校に統合。
町内の子どもたちが幼稚園~中学校まで通う公立一貫校として生まれ変わり、敷地内に教育委員会が設置してある珍しい学校でした。
自然環境もよく、子どもたちは友達も増えた一方で、一貫校ならではの施設の制約もあり、思いっきり走り回れる遊びができる時間が減ってしまったそうです。
プログラム開催前に実施した、子どもたちへのアンケートにも「ドッジボールなどの体を動かす遊びがやりたい!」「とにかくはしゃぎたい!」といった意見が目立ちました。
またこれまでより学校が遠くなった子も多く、バスで40分以上かけて通学をする生徒さんは帰宅後に友達と遊ぶことも難しいため、学童に入らないと友達と放課後に遊べない状況になってしまっているそうです。
放課後がみんなで過ごせる自由な場になったら...と切なる思いが伝わってきました。
理想の放課後を考えるワークショップでは、子どもたちとどんなプログラムをするかを考えます。
今回出たアイディアは、ニーズがあるのにできていなかった空き箱を使った工作づくりや学校でキャンプ、廊下でゴルフ、みんなでお店やさんなど、
普段学校ではできないことをぜひ体験させてあげたいとの思いがうかがえました。
地域との関係性はとても良いので、日々の運営やぜひ今後プログラムなどに積極的に取り組めるよう、
地域を巻き込みながら少しずつ学校の先生にも相談していきたいとの事でした。
私たちも各地域におうかがいする度に、多くのことを学ばせていただいております。
子どもたちの健やかな未来のために、これからも頑張ってまいりたいと思います。
この度はスミセイアフタースクールプロジェクトにご応募いただき、本当にありがとうございました!