2018年11月12日(月)、愛知県清須市で「にほんのおだし」プログラムを開催しました。
星の宮児童センターの28人の子どもたちが参加してくれました。
講師に大黒谷寿恵(だいこくや ひさえ)氏をお招きし、食欲の秋まっただ中、みんなで香り豊かなおだしを作りました。
まずは食べ物を扱うということで、プログラム前にみんなで手を洗います。
そして、「おだし」についてみんなでお勉強!
おだしの種類や、おだしの元になるかつおぶしがどんな風に作られるのかをみんなで学びました。
かつおには種類がたくさんあって、かつおぶしにしたときに味や香りが変わってくるそうです。
子どもたちも「知らなかった!」と驚いていました。
次に大黒谷先生に、おだしのとり方を実演していただきました。
煮干しだし、あわせだしの2種類をとりました。火が入るにつれ、あたり一面に煮干しやかつおのいい香りが漂います。
「おなかすいた~」「おいしそう!」と子どもたち。
そのあと作ってくださったのは、いろんなおだしを使った炊き込みごはんです。
さっき習った煮干しだしに、切り干し大根と干ししいたけのおだしを合わせます。
「いろんなおだしを合わせることで、味も香りもぐっとよくなるんですよ」と先生。
普段、おだしをとる様子を見たことがない子どもも多かったようで、先生の作業に興味しんしん。「切り干し大根って食べたことない」という子もいました。
どんな味のごはんになるのか、楽しみですね。
ここからは子どもたちによるお吸い物作り!
人生初めてのアクとりをする子どもたち。真剣そのものです。
熱いお鍋からかつおぶしを取り出すのに苦戦する子どもたち。一生懸命頑張っていました!
おだしをとり終えたら、お吸い物の具を入れていきます。
今日の具は、お麩、今が旬の水菜、そしてゆずの皮で香りをプラスします。
料亭のように上品なお吸い物ですね。
グループのみんなで協力し、無事お吸い物が完成しました!
でき上がったあとは、みんなで試食!
「おいしい~」「いいにおい!」という子どもたちの声。
自分たちで作ったということで、おいしさをいつも以上に感じたはずです!
こちらは大黒谷先生に作っていただいた炊き込みご飯。
いろんなおだしの味がしっかりお米にしみ込んで、思わずおかわりしたくなるおいしさでした。
楽しいプログラムもそろそろ終了。
先生からは、「おだしをとるのは、決して難しいことではありません。きちんととったおだしはとてもおいしくて、調味料を控えめにできるので身体にもいいんです。ぜひおうちに帰って、家族でおだしを使った料理を作ってみてください」とメッセージをいただきました。
このプログラムをきっかけに、おだしをはじめ日本の食文化により興味を持ち、おうちでもたくさん料理をしてくれればと思います!
星の宮児童センターの皆さん、大黒谷先生、本当にありがとうございました!