8月12日、天文学普及プロジェクト代表の高梨直紘先生を講師にお迎えし、熊本県嘉島町の嘉島西小学校『おおすくクラブ』で宇宙のプログラムを実施しました。
おおすくクラブは熊本地震後、約1ヶ月閉所。新しい場所に移設して再開後、何もないところから今日のために準備を進めてきてくれました。
1年生から6年生まで38名の子ども達の元気いっぱいの挨拶でプログラムスタート!
まず始めに、先生から質問が出されます。
「宇宙ってどんなところだろう?」
「空気がないところー!」「ぷかぷかしてる!」「星座!」・・・
次々にいろんな単語が出てきます。
中には「無重力」「地動説」といった難しい言葉も出てきて、
「君たち、よく知っているねぇ!」と先生も驚いていました。
次は、太陽系の惑星の大きさ比べです。
「地球と太陽はどっちが大きいと思う?」
「太陽が大きいと思う人」という声に被せるように、たくさんの手が上がります。
「太陽って地球からあんなに小さく見えるのに?」という先生の言葉に惑わされる子どももほとんどいません。
「太陽が10cmのソフトボールだとすると、地球は1mmの砂粒くらいしかありません」
という先生の説明に
「え!」「ちっちゃすぎる!」「見えなーい」といった声が飛び交います。
太陽系の惑星の距離についても勉強しました。
子ども達の代表に惑星の役をしてもらいます。
先生から小さな小さな惑星を手渡してもらい、教室の外へ!
太陽から海王星までは、長い廊下を使っても足りないくらい離れていました。
子ども達だけでなく、学童の先生方も興味津々です。
教室に戻ったら、最後はプラネタリウム!
地球を出発して、いろんな惑星や星に向かって旅をします。
月に近づくと、
「月にはクレーターがあるんだよ」という解説や
「月にも夜があるの?」という疑問の声が
子ども達の中からどんどん出てきます。
太陽の表面や土星、天の川の映像にもみんな興味津々です。
「ブラックホールが見たい!」「UFOが見たい!」
というリクエストにも応えて、先生は様々な映像を見せてくださいました。
みんな最後まで顔を上げてスクリーンを見つめていました。
プラネタリウム後、先生がおおすくクラブの本棚にあった宇宙に関する本を紹介してくださいました。
「え、そんな本あったの?」「どこにあるの?」
みんな本の存在に気づいていなかったようです・・・
これからはたくさん読んでくれるといいな!
最後の質問の時間には、
「地球にはなんで白い部分と緑の部分があるの?」
「地球はなんで動くの?」
「隕石はどこから降ってくるの?」
などの難しい質問が出てきて、
「大人でも答えるのが難しい質問だね」「すごいな」
と先生も驚かされていました。
将来、天文学の研究者や宇宙飛行士になる原石が隠れているかもしれません!
暑い中朝早くからお越しくださった、高梨先生。
少しでもいい環境でプログラムを楽しんでもらいたい!と暗幕などの準備を進めてくださった、おおすくクラブの皆様。
本当にありがとうございました。