明石海峡大橋を越え、海を渡って淡路島へ!お天気にも恵まれ、爽やかな秋晴れの下、兵庫県南あわじ市へプログラムをお届けして参りました!
今回は、日本で長い歴史を持つ和太鼓の演奏に挑戦するプログラム「和太鼓の響き」です。
講師を務めてくださるのは、和太鼓パフォーマー「無限」・古里祐一郎先生とTAIKO-LAB 竹内 幹太先生。
国境を越えて世界でも活躍されている“ホンモノ”のパフォーマーです。
そして今回はみんなのために特別に!圧巻のパフォーマンスを披露してくださいました!
和太鼓の力強い響きと振動、なにより先生方の気迫に圧倒!!
「太鼓の革は何でできていると思う?」とまずは先生から質問が。
象・牛・みかんの皮⁉とユーモア溢れる問いかけに、こどもたちも笑顔で考えます。
「正解は牛の革!和太鼓は自然の命をいただいて作られているんだ。だから感謝の気持ちをもって叩いてほしい。」と和太鼓への想いをお話すると、皆真剣な表情で聞き入っていました。
準備体操を終え、基本の「かまえ」を教わると、
まずは「スットン・スットン・トロツク・トントン」のリズムを声に出して練習します。
これを「口唱和」と言って、実際に叩く前にまず唱えることで体にリズムが入ってくるのだそう。
いよいよバチを持って叩いていきます!腕を振り上げ身体全体を大きく使って、一音一音力強く叩く姿は、みんな真剣そのもの!そんな姿も相まってか、「手は真っ直ぐ上に伸ばして!」「元気が伝わるように顔を上げよう!」と先生のご指導も熱を帯び、こどもたちもそれに答えてさらに真剣に。
休憩中、「もう腕がけっこう痛いよ!!」と懸命に教えてくれたり、
「僕ドラムやったこともあるよ!」と和太鼓との繋がりをアピールしてくれたりと
ここまで真剣に和太鼓と向き合ってくれた様子が伺えました。
後半は発表に向けて、フォーメーションの練習をした後、いよいよ全体合奏です。
3人で順に交代しながら叩いた後は太鼓を囲んで決めポーズ!
先生の掛け声を合図にこどもたちが「ヤ――ッ!」と大きな声を揃えると、体育館にこどもたちの声が響き渡り、素晴らしい一体感を感じることができました。
終わりに、古里先生から「日本の伝統を繋げて行くことはとても大事。みんなも和太鼓に興味をもってもらえたら嬉しいです。」とメッセージを頂きました。
感想タイムでは「幼稚園の時以来叩いてなかったけど、久しぶりに叩けて楽しかった!」
と嬉しそうに発表してくれ、こどもたちは皆達成感に溢れたキラキラした表情を送っていました。
プログラムへの参加を通して、自然の命に感謝する気持ちを抱き、太鼓や日本の芸能に少しでも関心を持ち続けてくれたら嬉しいです。
すばらしいパフォーマンスを披露してくださった先生方、そして、参加してくれた子どもたち、スタッフの方々、本当にありがとうございました!