桜が開花し、お花見日和の福岡市の学童クラブに「足が速くなる方法」のプログラムをお届けにやってきました。最初は自信がなかった子たちも、みんなめきめきと自信をつけ、自分史上最高の走りを見せてくれました。
今日の講師は、0.01SPRINT PROJECTの鷲野哲平先生。プロのスポーツ選手にも走り方を教えています。そんな鷲野先生から「一緒に競争したい子いる?」の呼び掛けが。走れないよ~と緊張しながら見守る子も多い中、手を挙げた子どもたちと一緒に走り出します。先生の圧倒的な速さに「すごーい」と驚きの声が上がります。そんな先生から「今日の練習で、昨日の自分より確実に速く走れるようになります」という力強い言葉が届けられるとみんなもやる気が満ちてきます。
速く走るコツは?それは「良い姿勢」。なぜなら足に力が入らないから。良い姿勢と悪い姿勢での地面を蹴る足の力の違いを実感させる先生。良い姿勢を意識して走ってみることで、みんなパワーのある走りに進化していきます。
続いては「ストライド(1歩の距離)×ピッチ(回転数)」。この2つが走る速さを決めると伝えられます。なんとボルト選手は1歩で3メートルも進める。そのためにはジャンプの力が必要。ジャンプは膝を曲げて飛ぶより、地面を力強く蹴って跳び上がることが大切。高く跳び上がる練習して、その感覚を意識して走ってみると、さらにスピードUPを実感することが出来ます。
途中の休憩タイムには「先生、子どもの頃はどのくらいの速さだった?」と質問に来る子どもたちも。先生との距離も縮まります。
続いては、ピッチ。10秒間に足をグーパーと交互に何回動かせるか。「足が地面につく時間を短く」「姿勢よく」「かかとつかない」「歩幅を細かく」。最初は少ない回数しか出来なかったけれど、コツを聞き練習をする度に素早い動きが出来るようになっていきます。最後はスタートダッシュ。前に体重をかける、ここでも良い姿勢をキープ。パワーをためて走りだす力に変えます。
最後は「どれだけ速くなったか確認しよう」と鷲野先生から競争が提案されます。みんな自信がついたのか、最初の時は恥ずかしがっていた子たちも「やるぞー」と気合十分でスタートダッシュの構え。全力疾走で「勝てんと~」と本気で悔しがっている様子に、充実した時間を過ごしたことが伝わってきました。
最後まで笑顔で見送りをしてくれた子どもたち、子どもたちを全力サポートしてくださった現場の先生方、本当にありがとうございました!