気持ちの良い青空が広がる快晴の中、福島県いわき市に「足が速くなる方法」のプログラムをお届けにやってきました。感染症の影響をうけ、3度の延期を経てようやく実施にこぎつけた今回のプログラム。児童クラブの先生も待ってました!とばかりに、近隣の公民館と連携して5つの小学校にお声がけしてくださり、100人以上の子ども達が参加!約50名ずつ、2回に分けて実施しました。
※会場では熱中症のリスクを鑑み、マスクの着脱、水分補給の声かけを適宜おこないながらプログラムを実施しました。
今回の講師は、プロのサッカー選手や野球選手にも走り方を教えている0.01SPRINT PROJECTの鷲野哲平先生です。鷲野先生からの「一緒に競争したい子は?」の声かけに、手を挙げた子ども達が一列に並び、よーいドン!全力で走る子ども達の前を、圧倒的な速さで駆け抜ける先生の姿に、「はえぇぇー!」「すごーい!」「速すぎる!」の声があちこちから聞こえてきます。
先生の足の速さを目の当たりにした子ども達は、一気に真剣な表情に。先生は「まず大事なのは姿勢、縦に串が刺さっているのをイメージして」とわかりやすく説明してくれます。片足飛びやスキップなど、子どもに馴染みのある動きを取り入れながら、早く走るための地面の蹴り方やバランスのとり方を学びます。
「走るときの手は、グーがいいと思う人?パーだと思う人?チョキは?!」のクイズに、笑いながら手をあげる子ども達。オリンピック出場選手で調べてみたら、グーとパーは半々でどちら正解!という答えに「えー!!」と驚きながらも、手に力を入れないことが重要だという先生の話しに頷きます。
手の振り方、スタートのコツなども伝授してもらい、あっという間に60分が過ぎてしまいました。「速く走れるようになった!」「走りたくなった!」と、うれしい声がたくさん聞こえてくる中、6年生2人がクラウチングスタートを教えて欲しいと先生のもとに駆け寄ります。プログラム終了後にも関わらず、二人の熱意に応えたいとばかりに、鷲野先生の指導も熱が入ります。
1年生から6年生までの子ども達に、速く走る方法だけでなく、走ることの楽しさも伝えることができた今回のプログラム。最後まで真剣な眼差しで参加してくれた子ども達、度重なる延期にも関わらず日程調整などご協力いただきました現場の先生方、本当にありがとうございました!