10月17日、岐阜県美濃加茂市で秋本真吾選手を講師に迎え、「足が速くなる方法」のプログラムが行われました。午前中降った雨で、あいにく運動場での実施ができませんでしたが、1~4年生までの71人の元気な子どもたちが参加し、プログラムがスタートしました。
最初に、秋本選手がハードルを跳ぶ様子を見ました。ハードルを縦に置き、自分の胸の位置と比べ高さを実感した子どもたち、「ええっ、こんな高いのを跳ぶの?」とその高さに驚き、本当に跳べるのか怪訝そうな顔。
いよいよ、秋本選手が子どもたちの胸より高いハードルを跳び越えます。みんな身を乗り出してスタート地点をじっと見つめています。スタートすると、子どもも大人も一様にそのジャンプ力に「すごーい!」と驚きの声、そして大歓声。
秋本選手のジャンプ力のすごさを実感した後は、いよいよ走り方教室の始まり。「話をしている時には先生の顔を見る」「一生懸命やる」と2つの約束をし、走り方のチェックをします。
秋本選手と約束したように、みんな一生懸命です。もっと早く走ることができるための3つのポイントを確認。①腕を早く振る②足の動きを大きくする③前を見て走る、そして、さらに大切なことは、走るときの姿勢。よりよい姿勢になるように、頭のてっぺんから串を刺し、串が折れないように、姿勢を崩さないで歩きます。串を刺す?思わず子どもたちの顔がほころんできます。
姿勢が分かったら、次は腕振りの練習。二人一組になって後ろの子の手のひらに肘がぶつかるように、まっすぐ前を向いて腕を振ります。
それから足の使い方の練習。足の裏のどこを使うか…?縄跳びジャンプのように足を着くと姿勢がきれいになります。
最後は、スタートダッシュの構え。①つま先を走る方向に向けて一歩足を出す②前に出した靴の真ん中横に後ろ足の膝をつく③そのまま立ってつま先に体重をかける、その通りに実際にやってみます。
あっという間に1時間という練習時間が終わってしまいました。最後は、秋本選手から教えてもらったことを意識しながら、走りました。
最初に走った時と顔つきが違います。ゴール手前で止まることなく駆け抜けます。自信をもって走っている様子が伝わってきます。
子どもたちは確実に速く走ることができるようになっていました。
好奇心も、元気もいっぱいな蜂屋小放課後児童クラブの子どもたち、ご協力いただいた井戸さんをはじめとする学童指導員の方々、速く走ることができるようになりたいという子どもたちに、丁寧に指導してくださった秋本選手、皆さんありがとうございました。