冠雪が美しい東温市に、「夢へのキャッチボール」のプログラムを届けに行ってきました。講師は元ヤクルトスワローズのエース投手で、野球解説者の川崎憲次郎先生。子どもたちは始まる前から元気いっぱいでプログラムを待っています!
※会場では、マスクの着脱、水分補給の声かけを適宜おこないながらプログラムを実施しました。
準備体操を入念に行い、ボールに慣れることからチャレンジ。まずは背中でボールを持ち変えます。初めてボールに触った子から「できた!」の声が聞こえてきます!
床にバウンドさせたボールをキャッチ!ボールが前後左右に飛んでしまい、「むずかしい!」と言いながらも笑顔の子どもたち。ボール遊びの楽しさに目覚めます。
先生がボールを投げて捕るまでに10回拍手をしました!「すごい…」と、子どもたちの目が輝きます。みんなでパチパチ、「次は7回やるぞー!」「あと1回拍手すれば10回だ!」初めて出会った白球に夢中です!
ボールに慣れると次はキャッチボール、川崎先生が見本を披露!
「相手の取りやすいところに投げようね」、鋭くも優しいボールが相手の胸に届きます。静まり返った体育館が一転、「すごい!」「はやい!」の歓声であふれます。
さぁ、実際にやってみよう!正面を向いて体でTの字を作ります。そしてボールを耳のそばに近づけ、肘の高さを落とさずに投げる。今度は1人でなく相手に向かって投げます。なかなか飛ばない、まっすぐ投げられない、そんな声が聞こえてきます…。
ここで川崎先生がコツを教えます。相手から垂直の方向に体を向け、そして投げる方向に手を伸ばし、体のひねりを加えて投げる。速い球が投げられる秘訣にみんなの目がキラキラします!
仕上げは足の動きです。利き手と反対の足を上げて1,2,3のリズムで投げます。
ついに川崎先生とのキャッチボールです!先生のグローブに吸い込まれるボールに、投げた子ども自身が一番びっくり!学んだことを口ずさみながら投げる子もいて、先生から教わったことをしっかり実践しています。
最後に川崎先生からのメッセージ。「夢がある人はいますか?どんな夢でも目標でも、なんでもいいので1つ見つけてください。そして夢をかなえるにはいろんなことが必要だけど、一番大事なことは叶うまで続けること。」と子どもたちに語りかけます。「あきらめたら終わり。今夢をかなえている人たちは、何があってもあきらめなかったから。」と続けます。
「だれもが何回も失敗をしている。失敗はいけないことじゃない、失敗から夢をかなえる方法を見つけることが大切」と子どもたちにエールを送ってくれました。キャッチボールを通して、夢や目標を見つけて諦めずに続けること、失敗を恐れないこと、たくさんのことを教えてもらいました。
準備や当日のサポートなどご協力いただきました現地団体スタッフの皆さま、川崎憲次郎先生、本当にありがとうございました!