豊かな田園風景に無数の白い鳥!タクシーの運転手さんが「白鳥だよ~」と教えてくれた、自然豊かな新潟県阿賀野市に「足が速くなる方法」のプログラムをお届けしてきました。
学校に到着すると、「もしかして、走り方を教えに来てくれた人たち~?」と、元気な挨拶とともに積極的に声をかけてくれる子どもたち。プログラムを楽しみにしてくれていることが分かります。待ちきれず、開始前なのに元気に走って体育館に出入りする子も。速く走れるところを、先生に見てもらいたい様子です。
元気な挨拶からプログラムはスタート!
慣れ親しんだ準備体操から始めますが、あれ?何やらリズムがいつもと違う?!
先生のカウント、テンポに合わせて何とか体を動かしますが、最初は慣れない様子。リズムに慣れるため、一生懸命耳を傾け、体を伸ばす子どもたち。「難しいけど、面白い~」「こんなリズムで体操するの初めてだよ~」と満面の笑み。
次はジャンプ、手を開いて閉じて開いて閉じて…。でも、こちらも普段と違うリズム。音を聞きながら必死に食らいついていきます。先生から、「できた人~?」と聞かれると、照れながらも「はーい!」と元気に手が挙がります。
足を前後に入れ替える体操では、汗をかき始めた子がちらほら。しっかり体を動かしたおかげで、ポカポカになってきた様子です!
さぁ、走る練習が始まります。
「足を速く動かせば、速く走れると思う人~?」と聞かれ、「もちろんそうだよ!」と答えると、「これでも?速い?」と先生が、小股で速く足を動かします。「えーーーーー!それは速く動かしてるけど、大股の方がいいんじゃない?」と、子どもたちからツッコミが! 「そう、速く走るには足を速く動かすことと、足を遠くに出すことが大事なんだよ!」と教わります。そこで先生が実演!
“ピョーーン!”と大股で跳ぶ先生に子どもたちはビックリ!「すごーーーい!」「かっこいいーーーー!」と大興奮な子どもたち。次は皆の番です。先生に負けないように速く足を動かして、遠くに跳べるよう真剣な顔つきです。
スタートダッシュの練習も行います。「皆の姿勢は正しいかな?位置について、よーい!」と声がかかり、しっかり姿勢よく構える子どもたち。「左右同じ方の手と足が前に出ている人は、なおしましょう!」と言われ、子どもたちは混乱。
先生が「みんなロボットみたいになっちゃうでしょ?」と実演を交えると、納得の様子。スタートダッシュの姿勢が整います。
「スタートは姿勢と、音を聞くことも大事!スタート地点に立って、ボーっとしていたら、10秒で走れる人が11秒になっちゃうかもしれない。音をしっかり聞いて、いいスタートを切ることはとっても大事だよ!集中!!」と教えてもらうと、より子どもたちの顔つきが真剣に!
最後に総まとめ!習ったポイントに気を付けながら、何本か走ります。
「先生も一緒に走ってよ!競走しよう!」と先生に勝負を挑む子も。「速いーーーー、速すぎる…」「◎秒遅れでスタートしてきて!」とみんな先生にオーダーをしながら、真剣に走り切ります。
姿勢が良くなったり、スタートの音をしっかり聞きよいスタートダッシュが切れたり、腕をしっかり振れたりと、子どもたちの走る姿はどんどんかっこよくなります。
あっという間にプログラムが終了し、最後は質問タイム。
「何のスポーツをしていましたか?」「転んでからも速く走れますか?」「どんな人たちに走り方を教えているんですか?」等、子どもたちは先生に興味津々。
「転んでからも速く走れるよ、転んでしまってもまだ目の前にいるかもしれないから“負けない!”という気持ちで立ち上がる!最後まで諦めないことが大事!」と教えてもらい、「今日学んだことも、すぐに全部できるようになることはない、一つ一つできるようになっていくと、できることが増える。できることが増えると可能性が広がります。勉強でもスポーツでも何でもいい。小さなことから一つ一つ積み重ねていって、できることを少しでも多くして何事も諦めずに頑張ってください!」と温かいメッセージをもらいました。
最後は、「先生帰らないで~」「速く走れるし、新幹線乗らないで、走って帰れば大丈夫だよ!」と最後まで先生を取り囲んでいる子どもたちでした!!
事前準備や当日サポートなどご協力いただきました現地団体のスタッフの皆さま、かっこいい走りを教えてくれた濵道先生、本当にありがとうございました!