道中では越冬のためにやってきた白鳥の姿も見え、冬の訪れの気配漂う新潟県に「足が速くなる方法」プログラムをお届けしてきました!
日頃一流アスリートに指導している鷲野先生の登場に、すこし緊張の面持ちな1年生から6年生までの子どもたち。
まずは、先生がどれくらい足が速いのか体感してもらうため、高学年の子どもたち3名と勝負です!
「よーい、ドン!」
「えーーー!」「先生、すげー!」
先生のスピードを目の前にした子どもたちからは驚きの声があがりました。
「みんなもいくつかのコツがわかれば、この1時間だけでもかけっこが速くなれます!」という講師の言葉を聞いて、子どもたちの瞳にはみるみるとやる気が!
ということで、ここからは一つ一つ足が速くなる方法を教わっていきます。
まずは良い姿勢。実は速く走るには「姿勢がよいこと」が、とても大切だそうです。
自分で身体をなでながらまっすぐにしたり、焼き鳥の“くし”がまっすぐ刺さっているようなイメージをしたり、よい姿勢を覚えてきます。
「ねぇ、ちゃんと“くし”通ってるかな?」とスタッフに確認する姿も。
たしかに自分の姿勢がどうなっているか分かりにくいので、お友達や家族に見てもらうのもよさそうですね!
次は、良い姿勢のままジャンプする練習。
なんと、あの有名なボルト選手の1歩は3メートル。このくらい!と実際に距離を見せると「えーーー!?」と驚く子どもたち。
「こんな幅で走るということは、つまり“ジャンプ”しないと無理だよね?」という話からかけっこにジャンプする力が大切だと知りました。
最初は足を後ろに曲げる姿もありましたが、足はまっすぐでつま先で着地するようにとポイントを聞いて実践する子どもたち。
実は体育館の床はすこし弾力性があるので、ジャンプの練習にぴったりだというプチ情報も教えてくれました。
スタート地点で一度ジャンプして床をける感覚をつかんだのち、ダッシュしてみると自然と足取りが軽やかに!
そのあとは、もも上げをだんだん速くしていきながら、足の動きを確認。
かけっこは足を後ろに蹴って進むイメージで後ろに動かしまいがちですが、しっかり前にあげるのがポイントだそうです。
先生の手拍子に合わせて、一生懸命リズムよく足をあげていました。
真剣に取り組んで、だんだん走り方のフォームが変わってきたところで、最後のポイント。
それは、スタートダッシュです!!
スタートの姿勢を意識するだけで、走り出しのスピードに差をつけられると聞いて、子どもたちもさらに真剣な表情に。
「どの姿勢が一番速くスタートを走れるでしょうか?」
①体重を後ろの足におく、②体重を真ん中くらいに置く、③体重を前の足に置く
と聞かれると、②と③に意見が割れましたが、正解は③!
なるべく前傾にしておくことで勢いがつくことを学びました。
スタートダッシュを短い距離で練習したあとに、これまでのポイントをおさらいして、集大成としてダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!
1年生から6年生まで、今日最初に走ったときと、集大成ダッシュでゴールしたときの表情が違っていたのが印象的です。
「速く走れるようになったと感じましたか~?」という質問にも、たくさんの手があがりました。
最後は「どんなスポーツ選手に教えているんですか?」「なんでこの仕事をしているんですか?」といった講師への質問も飛び出し、終了後も講師のまわりには自然と子どもたちがあつまっていました。
足が速くなるきっかけになったのはもちろん、練習することで上手くなるという体験や講師との触れ合いが、子どもたちが未来に走っていくための糧になったら嬉しいと感じました!
事前準備当日運営サポートにご協力いただきました放課後子ども教室の先生方、そして丁寧に教えてくださった鷲野先生、本当にありがとうございました!