未来のプログラム、「木のぬくもり、不思議を知ろう」!
今回は岐阜県下呂市の金山児童クラブにお邪魔してきました!
講師には竹中大工道具館の坂本さんと、地域の大工さんの荒木さんとあまのさんのお二人をお招きしました!
金山小学校内には生徒たちが作った美術の作品があちこちに飾ってあったり、
図工室には糸のこぎりが設置されていたり、日ごろからアートを身近に感じられる学校です!
まずは、木について学びました!
木を横に切ったときに見える年輪によって、その木が何歳なのか分かったり、
木を縦に切ったときに色が濃くなっている部分は「ふし」と呼ばれるところだったり、
子どもたちは、「え!そうなんだ」「知ってる知ってる!」などそれぞれ知識を吸収していきました。
実際に木を触ってみると、
「ここザラザラしてる!」「この部分固いね」と新しい発見がありました。
次に、色々な種類の木の匂いを実際に嗅いで比べてみました!
かんなを使って、大工さんの巧みな技で薄い紙のようになった木に鼻を近づけて、くんくん。
「ラムネの匂いがする!」「これは強烈だ」など素直で率直な意見を言ってくれました。
子どもたちの人気は杉の木の匂いでした!
続いて、3種類の大工道具について学びました!
簡単そうに見えるけど、実は難しくて力仕事な「かんな」、
刃を使い分けたり、押すときよりも引くときに力が必要な「のこぎり」、
墨を使って長い線を引く「すみつぼ」
職人技に子どもたちは驚きの反応!
「Faxみたい!」と言っている子どももいました。
さすが大工さん、素晴らしいですね!
初めて見る「すみつぼ」に興味津々。
「早くやりたいな~」と声を漏らす子どももいました。
いよいよ子どもたちが道具を実際に使ってみる番!
わくわくしている表情でそれぞれ道具に触ります。
大具さんに手伝ってもらいながら、かんなを使う子どもたち。
「すごい難しい…」
馴染みのある道具だけど実は体力を使うのこぎり。
「あ、ちょっと曲ってる。もうちょっと真っ直ぐに」
お友達同士で声を掛けあいながら取り組みます。
「水入れすぎちゃった」「紐が上手くはねなかった…」
綺麗な長い線を書くのは意外と難しい様子でした。
最後は木のロボット、その名もロボキー作りです!
子どもたちはそれぞれオリジナルのロボキーを作っていきます。
とんとん、かんかん。
木槌の音が教室のあちこちから聞こえてきました!
みんな真剣です。
リボンや、布きれ、ボタンなどを使ってアレンジしていきます。
世界に1つだけのロボキーの誕生です!
「将来大工になりたい人?」と聞くと、一人の男の子が手を挙げていました!
今回のプログラムが、将来の夢について少しでも考えるきっかけになったのではないかと思います。
プログラム終了時に高学年の子どもから今日のプログラムの感想と感謝の言葉を頂きました!
「起立、気を付け、礼」と子どもたちの挨拶でプログラム終了です。
プログラムで指導してくださった坂本さん、荒井さん、あまのさん、そして、今回お邪魔させていただいた金山児童クラブのみなさま、本当にありがとうございました。