こんにちは。
高知県高知市にある第六小学校で冒険家プログラムを実施し、10名の子供たちが参加して下さりました。
そして今回も前回の冒険家プログラムに引き続き八幡暁先生にお越しいただきました。
と、冒険家プログラムの様子をお伝えする前に!
今回は冒険家プログラムの前に行った勉強会の様子もお伝えしたいと思います。
勉強会では、普段ここ第六小学校の子供達に学習支援の活動をしている
学生団体からふるカンパニーの学生20名にご参加いただきました。
将来教師を目指す学生さん方は、放課後の子ども達に関するデータを
熱心に見て、メモをとられておりました。
後半のワークショップでは活発なディスカッションが各チーム繰り広げられました。
「明神水産にお邪魔して、1日の仕事を見学させてもらう」、「みんなでよさこいを踊る」、
「高知の木でカヌーを作る、全員で書いた絵を旗にする」、「山でミッションを用意してそれを解いていく」、
「総理大臣に会いに行く」など、地元ならではのアイデアや、学生ならではの斬新なプログラム案ができました!!
ぜひ子どもたちのために実現していただけたらと思います。
さて、勉強会の後に行われた冒険家プログラムのご報告に移ります。
引き続き14名の学生さんも参加してくださりました。
初めに八幡先生のお話を聞きました。
「お腹が空いたら魚をとって食べるんだ。内蔵も、目も全部!」とお話があると、
「えー!!」と子ども達からは驚きの声が上がりました。
八幡先生の口から出る言葉はどれも今まで聞いたことのない話ばかり。
子ども達の「えー!!」は止まりません。
「普通なんかないんだ。私たちそれぞれが自分の身の回りのことを普通だと思い込んでいるだけなんだ。」
八幡先生は子ども達に熱く語って下さります。
「好きなことをすればいい!」八幡先生は強く子ども達に訴えかけて下さりました。
後半の段ボールハウス作りになっても、段ボールで家を作リなさいとは言わず、八幡先生は好きなことをすればいいとおっしゃりました。
初めは学校の宿題を片付けたいとドリルと筆箱をランドセルから取ってきた子もいました。
しかし、次の瞬間には宿題をするための勉強机とイスを段ボールで作り始めていて、
子ども達みんなが大学生のお兄さん、お姉さんと一緒に段ボールで作りたいものを自由に作っていました。
男の子コンビが指示出しと役割分担を2人でうまくまわしていたり、勉強はすんなりできる子が「自由に作っていい!」と言われて戸惑っている姿を見つけたり、普段子ども達に学習指導をしている学生の方々は、普段勉強しているときとは違うみんなの顔が見れたとおっしゃっていました。
完成した後、1つ1つ作り上げたものを先生やみんなの前で発表しました。
最後には子ども達から感謝の「ありがとうございました!」と花束が贈呈されました。
プログラム終了後もなかなか帰ろうとせずお話を聞きに集まる子ども達。
「普通が人によって違うってことは、頭がいいってことも人によって違うってこと?」
と帰り際に言っていた子がいたことに、今日の体験が子ども達にとって大きな視野を養う貴重な体験になったのではと、次に子ども達に会ったときの成長ぶりが早くも楽しみです。
実施にご協力いただいた第六小学校の皆様と、講師としてお越しいただいた八幡先生、からふるカンパニーの皆様、そして素直で元気な子どもたちのおかげで今回も素敵なプログラムになりました。
本当にありがとうございました!