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いのちのプログラム「みんなで守る、みんなのいのち」@富山県射水市

いのち

こんにちは!本部スタッフの米村です!今回は、富山県射水市かづみ野なでしこクラブで行った、いのちのプログラム「みんなで守る、みんなのいのち」の様子をお届けします!

このプログラムは、防災に関する様々な取り組みをされている「プラス・アーツ」の室崎友輔先生と石田有香先生と共に、みんなの命に関わる防災体験を楽しみながら学べるプログラムです!

さて早速、災害時に思い出したくなる様々なフレーズやジェスチャーが多く含まれた「防災体操」です!楽しく体操しながら、防災時に大事なフレーズやアクションが覚えよう!

子ども達は周りの人とぶつからない程度に拡がりながら、溌剌と取り組んでくれます!特に危険になった時に「HELP!」と叫ぶときのジェスチャーを表す体操では、リアリティを持って元気よく「助けて―!!!」と叫んでくれました。先生達も「今まで一番大きな声でした!」 と太鼓判を押す程。 体操を終えた後は、スライドをみながら、阪神淡路大震災や東日本大震災など震災に関する勉強です。東日本大震災時、まだ物心つかない年齢だった子ども達でしたがが、「もちろん知ってるよ!」や「見たことある・・・!」といった声もあり、テレビ等の報道を通じて印象深く震災の記憶が刻まれている様子が伺えました。

「震災が起こると、どうなるんだっけ?」そんな先生の問いかけに、「ガスや水、電気が止まって食べ物も手に入れられなくなるかもしれない!」と、写真を見ながら、子ども達は、起こって欲しくはないけど、いざ起こってしまった時に直面する現実を真剣にシミュレーションしてくれていました。続いては、「チーム対応防災トライアル」!防災に関する3つのミッションにチーム対抗でチャレンジします!1つ目のミッションは、震災時食器が割れていてもご飯が食べれるように、カレーが食べれる食器をチラシで作る「紙食器作り」チャレンジです!全員が積極的に試行錯誤しながら考えます!「えー絶対無理」なんて考えあぐねた子にも、お友達が 「こうやったら良いんだよ!」など、お互いがアイデアを出しながら食器づくりに取り組んでくれました!実際、震災後には、仲間との協力が大事ですよね! 子ども達が作った食器は、室崎先生に、再現性(つくりやすさ)、機能性(つかいやすさ)、芸術性(きれいさ)の3つの基準で採点されます! 「惜しい!ドライカレーなら食べれるんだけど・・!」、「シャバシャバのパキスタンカレーではこぼれてしまいそう・・・」など先生の絶妙な言い回しに、子ども達も思わず納得していました。続いて2つ目のミッションは「なまずの学校」ゲーム!これは、次の地震等の災害時に起こり得る様々なシチュエーション時に最も適したアイテムを選び身近な人を守れるようになることを目的としたカードゲームです。

先生がスライドに映し出す「タンスの下敷きになってしまっている人を助けるには?」、「出血した時に使えるアイテムは?」 といったシチュエーションに対して、どのカードが役に立ちそうかを考えます。 各グループ毎に「これじゃない!?」、「いや絶対このアイテムだ!」など中々チームとしての答えがまとまらないぐらい、 積極的に議論をしてくれていました。 あるチームの中には、答えに該当しない携帯電話を選んでくれたチームも。先生から「先生になんでそのアイテムを選んだんですか?」と聞かれると、「携帯電話を使って、119に電話し、救急車やドクターヘリを呼べるから!」 と理由を持って答えてくれました。子ども達は、決して答えが一つではない災害時のシチュエーションに対して、自分たちなりに考えて答えを出してくれました。 

さぁついに最後のミッションです。最後のミッションは「毛布で担架 タイムトライアル」!救護者を安全に運ぶ方法を学ぶための人間の大きさに見立てたカエルのぬいぐるみを毛布を担架代わりにしてテーブルの周りをコースにして運んだタイムを競うというレース形式のゲームです。

まずレース前に救護者を安全に毛布の担架に乗せる方法を教わります。ポイントはゆっくり、安全に運んであげること!そのために、半身を起こし、その隙間に毛布をクシャクシャと織り込んでいきます。そして、自分たちが毛布をしっかり掴めるように端を救護者の近くまでくるくると巻くことが大事です!みんなやりかたを教わったら、チームに分かれてタイムトライアルの開始です!最初のチームは、しついついスピードを重視!テーブルにぶつけてしまったり、人に見立てているはずのカエルの人形をついついゴール時に乱暴に置いてしまいました・・!残念ながら減点です!後のチームは「絶対当てないようにしような!」と声を掛け合いながら「スピード」と「丁寧さ」を両立させようとしていました!

さぁ、これで3つのミッションを終了しました!合計ポイントでどこのチームが勝ったかな?ドキドキの結果発表です。「優勝は・・・・Bはチーム!!」優勝チームには、室崎先生から、カエルのイラストが描かれたオリジナル缶バッチがプレゼントされます!おめでとう!

さぁこれで今日のプログラムは終了です。みんな楽しみながら、ゲームに真剣に取り組んでくれました!でも、大事なのは、いつ起こるかわからない震災に対して、道具も知恵も心もいつもそなえておくこと!そんな今日一日を通してみんなに学んでもらいたかったことを室崎先生から教わりました。

プログラム終了後、子ども達の中には早速「イツモ防災」と口ずさんでくれるお友達も。いつ何が起こるかわからないけれど、今日、頭も体も使って体感した防災プログラムを思い出せば、きっとすぐに行動ができるよね!かづみ野なでしこクラブ、プラス・アーツの室崎先生、石田先生、方々ありがとうございました!!

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