今回は岡山県岡山市にある岡山県生涯学習センターにて、看護師プログラムを実施し、16人の子どもたちが参加してくれました!
初対面のお友達や大人のボランティアさんが多かったため、最初は緊張でそわそわしていた子どもたちですが、看護師の川上先生のお話が始まると、みんなスクリーンに目が釘付けです。
今回のテーマは、“いのちによりそう”。
普段、身近で「死」を感じる場面に遭遇することが少なく、「死」について考える機会がなかなかない子どもたちにとって、川上先生が実際に訪問看護で経験してきた数々のお話は、大変貴重なものであったと思います。みんな真剣にお話を聞いていました。
お話を聞いた後は看護師のお仕事を体験!
2人1組になって、互いの腕と指に包帯を巻いてみます。
包帯を巻いたこと、巻いてもらったことのない子どもたちがほとんどで、お手本を見せている先生の手の動きに、みんな興味津々!
今回参加してくれた子どもたちには上級生の子が多く、手先が器用な子ばかりでした!
難易度の高い指先も、はじめは苦戦しながらも、しっかりと巻くことができる子どもたちが多かったように思います。
お互いに初めて知り合うペアもありましたが、体験の時間を通じて少しずつ笑顔も増えていきました!
「身近にあるラップが、実は絆創膏よりもずっと肌にやさしく、怪我を効率よく治せるんですよ。」
と、体験の最後に川上先生がお話ししてくださいました。子どもも大人もびっくりです!
こうして体験の時間を終えたのち、最後に先生が子どもたちに語りかけます。
「人が病気で死ねることは、平和であるからであって、戦争で亡くなった先祖の方たちより僕たちはずっと恵まれているんだ。」
病気で亡くなる前にそう話してくれた男の子の話をしてくださいました。そのお話に、子どもたちだけでなく、私たち大人も、命について考えさせられました。
最後はみんなで集合写真!
看護師さんの仕事について、学校では普段学べないことを子どもたちは学べたのではないでしょうか。
全体を振り返ってみて改めて、このプログラムの素晴らしい点は、子どもから大人まで、参加者全員が学べる場となることだと感じました。
これからもスミセイアフタースクールプロジェクト、様々な地域でおこなってまいります!