少しずつ木々の葉も色づきだした11月の前半は栃木県、北海道、山形県の3つの学童に、オンラインで「いのちかがやくサイエンス」、「レベルアップ!全身元気!なわとび」、「宇宙の未来」をお届けしました。
栃木県へお届けしたのは「いのちかがやくサイエンス」です。このプログラムは理科教育研究フォーラム代表の松延康先生をお招きし、実験を通じて楽しくサイエンスを学べるプログラムとなっています。
プログラム冒頭から驚きの実験を成功させる先生の姿に子どもたちはびっくり!わーっと歓声が上がり、すっかり先生の実験の虜に。
クイズとともに進んでいく実験に、自分の考えを積極的に発信していく子どもたち。先生が問いかける質問に対し、こうなるんじゃないか?という予想を答えてくれました。
プログラムに参加した子どもたちからは「いろいろな実験をみることができてたのしかった!」「またやってください!」「理科がもっと好きになった!」など嬉しい声が届きました。
身近なものを使った実験からサイエンスの楽しさを知り、さらに学びを深める1日となりました。
北海道にお届けしたのは「レベルアップ!全身元気!なわとび」です。このプログラムでは、プロなわとびプレイヤーである生山ヒジキ先生をお迎えし、なわとびを上手に跳ぶコツを教えていただきます。
「なわとびをやったことがある人?」という先生からの質問に「発表会でやったことがある!」と元気に手をあげて伝えてくれました。
期待が高まる中、先生のなわとび披露タイムに。
目まぐるしく動くなわとびと先生の動きに子どもたちも釘付けで、全員が「もっと見たい!」とアンコール。もっと近くで見たい!との声も上がり、技の披露後には大きな拍手が沸き起こりました!
はじめは準備体操から。
先生の動きを真似しながら、みんな上手になわとびを使って体を動かしていきます。
そしていよいよお待ちかねのなわとびのレクチャーへ。
クイズを交えながらなわとびの持ち方や跳ぶときのコツを教わっていきます。実際に体を動かしながらクイズについて考える姿が印象的でした!
クイズが終わると実践練習へ。先生のお手本を見た後、子どもたちも教わったことを思い返しながらなわとびを跳んでいきます。
続いては子どもたち一人一人が技を披露して先生に見ていただきます。
それぞれ得意な技やもっと上手になりたい技をカメラの前で披露し、先生から貴重なアドバイスをいただきました。教わったコツを意識しながら一生懸命に跳ぶ姿に、先生も「みんなとっても上手!」と驚いていました。
参加してくれた子どもたちからは「教えてもらった通りにやったらあやとびが跳べるようになった!」「二重とびができるようになって楽しかった!」など短時間で成長したという報告がたくさん。なかには「なわとびのプロになりたいので弟子にしてください!」という声もありました!
この日の出来事が子どもたちの「なわとびが好き!」という気持ちをさらに大きくすることができていたら嬉しいです。
山形県にお届けしたのは「宇宙の未来」のプログラムです。
こちらは、天文学普及プロジェクト代表の高梨直紘先生にお越しいただき、シュミレーターでの宇宙探索を通し宇宙の未来を考えていくプログラムとなっています。
先生からの「最近星や月を見たことがある人はいますか?」という質問に、ほとんどの子どもたちから手が挙がり、「結構みんな見てるんだね!」と嬉しそうな先生。「宇宙について知っている言葉はあるかな?」という問いかけにも難しい単語を続々と答えていて、子どもたちの宇宙への関心の高さが伺えました。
いよいよ本編へ。はじめに惑星の大きさの比較についてのお話を聞いた子どもたちは、想像と違う惑星の大きさにびっくり!熱心に先生のお話に耳を傾けていました。
そして実際にシュミレーターを使い、宇宙探索へ。先ほど子どもたちが答えた星座や星、そして銀河やブラックホールなどが見つかるたびに、一つひとつ先生がくわしく説明をしてくださいます。暗い部屋の中で大きく画面に映し出される宇宙空間に子どもたちは夢中になり、「おお~!」と感嘆の声を上げながら、楽しく宇宙探索していました。
楽しい宇宙探索の後は質問タイム。大人でも簡単には答えられないような子どもたち難しい質問が出てきましたが、先生はそんな難しい質問にも全て答えてくださいました!
最後に先生から「今どんどん宇宙の新しいことが分かるようになっているので、もし興味があったら話を聞いたり本を読んだりして一緒に宇宙の研究をしてくれたら嬉しいです!」と子どもたちに向けてメッセージをいただきました。
参加した子どもたちからは、「初めて知ったことがたくさんあった。」や「もっと宇宙について知りたい!」などの声が届き、全ての子どもたちが実施後のアンケートにて「楽しかった」と回答してくれました!
「大人になったら宇宙に行きたい!」「学校の先生になって宇宙のことを教えたい!」「宇宙ステーションで働きたい!」など素敵な夢を教えてくれる子もいて、今回の学びをきっかけにして新たな夢を見つけたようです。
みんなの夢が叶いますように…!
画面上からでも伝わる子どもたちのエネルギーに圧倒され、「学びたい」という気持ちは物理的な距離をも超えて伝わってくるということを改めて実感しました。
離れた場所にいても、すぐそばにいるようにコミュニケーションをとることができ、様々な学びを届けることができるオンラインプログラムの今後にますます期待が高まりました!
今回参加して下さった現地の子どもたち、学童のスタッフの方々、講師の先生方、ありがとうございました!
文:中島舞 /放課後NPOアフタースクール 学生インターン