桜も散り始め、半袖でも過ごせそうな陽気を感じる3月下旬。熊本県菊池郡菊陽町の学童クラブきくようなのはなクラブにサイエンスプログラムをお届けしました。
講師の理科教育研究フォーラム代表松延康先生が、楽しくサイエンスの奥深さを伝えてくださりました。
久しぶりの対面でのプログラム実施です!
準備室にあったこちらの人形。
実は今日の実験を成功させるカギを握る大事な存在なのです!
「まつのぶせんせい~!」の声で何やら黒い布を手にまといながらの登場。
まずは水の色が変わる実験からスタート!
黒い布の中から出てきたのは先ほど準備室にあった人形、先生の相棒「ようこさん」です。
ようこさんが大人から悪い心を吸って吐き出すと、なんと透明な水が赤くなりました!
子どもたちは驚きを隠せません。
後半では、スノードームを作ります。
スノードーム作りの材料をつくるにはペットボトルをたくさん振らなくてはいけません!
子どもたちは全身を使って一生懸命振ります。
「終了~!」の合図で先生に見せに行く子どもたち。
「まだまだだな。大人の人にも手伝ってもらおう!」の先生の一声で、ペットボトルは周りにいる大人たちの手に。
子どもたちの全力の応援に大人たちも無我夢中でペットボトルを振ります。
そしてやっと完成!
みんなでたくさん振った液体に色を付け、スポイトで瓶の中に落としていきます。
子どもたちの表情は真剣そのものです!
何もなかった瓶の中が、あっという間にカラフルに!
子どもたちも自分たちの作品に満足な様子。瓶の中で泳ぐ魚とカラフルな飾りに釘付けです。
お互いに作品を見せ合っている姿も。
おわりには、松延先生から「いのちのお話」がありました。
生きることの大切さ、そして生きるために学んでいくことの大切さを教えていただきました。
みんながずっと気になっていた「色が変わった水の不思議」についても解説。
…のはずが、「色が変わったのは気合です!」の一言に子どもたちから大ブーイング。
しかし、ここには先生からの深いメッセージが隠されていました。
「知っていること」から「できること」にするときに絶対に得られるものは「失敗」です。
「なんでだろう?」という不思議から、「知ること」ができ、それを実際に自分で試してみることで「できること」に繋がります。
学ぶだけではなく、それを実際に行動にしてみることの大切さも教えてくださりました。
最後に松延先生から修了証をもらってプログラムは終了!
全身でサイエンスの面白さを体感したプログラムになりました。
お世話になりました松延先生、学童クラブきくようなのはなクラブの皆様、本当にありがとうございました!