たった1時間のプロによるレクチャーで、
「運動神経まったくないんだ・・・。」と不安げな少女が、
「どうしよう、止まらない!」と思わず笑みを溢してしまうような瞬間に
これまで出会ったことはありますか?
先日の10月24日は、『足が速くなる方法』プログラムを埼玉県草加市にある西町小学校児童クラブにて、実施させて頂きました。
プログラムスタート!!!
まずは、200mハードルアジア最高記録・日本最高記録保持者ということで・・・
秋本さんに実際にハードルを跳んで頂けることに!
・・・なんですが、こちらの体育館にはハードルがありませんでした。
すると、なんと「アフタースクールのスタッフさんを飛び越えます!」と、秋元さん。
開始早々、大人がハードルになる!という、
子どもたちにとっても、ハラハラドキドキの展開。
運命やいかに・・・!!
次の瞬間、
シャッターを切りそびれてしまう程の圧倒的スピード感!
おお~~っ という子どもたちからの歓声が響く体育館。
この瞬間、『この人はホンモノだ!』というような尊敬の念と、好奇心が子どもたちの中に生まれたように感じられたシーンでした。
***
早速、実践に入ります。
まずは、子どもたちの走り方のフォームをチェック。
みんな、秋本さんが見てくれているともあって、肩・足に力のこもる走りになります。
すると、ここで秋本さんから子どもたちへ質問の投げかけ。
「はやく走るにはどうしたらいいと思う?」
地面をける!足の回転を速くする!低い姿勢で!腕を大きく振る!etc…
「みんな、いいとこ突くね、どれも当たってる。けどね・・・
1番のポイントは、“姿勢”だよ」
☆秋本さんからのアドバイス
・つまさきはこぶし2個分あけた状態
・頭から串を指すイメージ
意識して、歩いてみよう!
慣れない姿勢に、なんだかくすぐったそうな表情の子どもたち。
お次は、腕の振り方。
☆秋本さんからのアドバイス
・早く振るのではなく、しっかり振る
・走る時の手って、パー?グー?
→よく聞かれるんだけど・・・手に力を入れないことが大切!
子どもたち同士でペアを作り、お互いの腕の振り方を見合います。
腕をきれいに曲げて、しっかりと後ろまでもってきて振れているね!!
その調子だ!!!
お次は、足の使い方.
☆ポイントは、”つま先の使い方”
ここまで、頭から足先までの使いかたを秋本さんにレクチャーしてもらった子どもたち。
最後にベストスタートを切れる歩幅、姿勢を教えてもらう。
よし!今日のプログラムの集大成の走りをみせてね!!!!
みんな、いいカオしてる。
このように、学校では教えてくれない!けれど、
教えてもらうと、誰でも掴めるような走り方のコツ、が実はあって。
それらを的確に子どもたちに分かりやすいかたちで伝えてくれる秋元さんのレクチャーは、とても身になるものでした。
最初は、「運動神経まったくないんだ・・・」と不安を溢していた子どもも、
プログラム最中「どうしよう、止まらない!」と思わず話している姿に、
私たちスタッフも、ガッツポーズ!でした。
走る楽しさを抑えきれない!
というような様子で走っている子どもたちの姿がとても印象的でした。
最後に、せんせいとパシャリ!
プログラムを終えた子どもたちは、
「スタートが違くなった!」「姿勢がかわった!」などと、
プログラム前後での自分の走り方との違いに気づきを得ている場面もありました。
ぜひ、今後の体育の時間や持久走大会でも、
今回での子どもたちの学びが生きてきますように。
今回ご参加してくださった西町小学校児童クラブの皆さま、
講師の秋本真吾さま、ありがとうございました。
プログラム実施までの、沢山のご協力もありがとうございました。
次回はどんなプログラムでしょう。ワクワクしますね。
乞うご期待くださいませ!