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いのちと向き合うことが大切/「いのちによりそう、看護師」@大阪

訪問 プログラム いのち

大阪府柏原市に「いのちによりそう、看護師」のプログラムをお届けしました。

現役の看護師でもある講師・川上貴子先生からどんなお話が聞けるのか、子どもたちからワクワクしている様子が伝わってきます。

 

 

 冒頭、川上先生から「人間は何歳まで生きるか知ってる?」と質問されると、「110歳!」「90歳!」といろんな答えが飛んできます。人間だけでなく、ネコやセミなど生き物の寿命の話からスタートです。

「赤ちゃんはお母さんのおなかの中にどのくらいいるか知ってる?」の質問には、「10か月!」と即答する子が。これには先生も「よく知ってるね!」とビックリ。

  

 

 次の質問は「人間が死んだと、どうやって分かるのかな?」と内容が難しくなります。「息をしていない」「心臓がどきどきしていない」「おしゃべりできない」など、子どもたちの答えを聞きながら、「まず目(瞳孔)を見るんだよ」と教えてくれます。「つねって確認することもあるよ」と聞くと、「へぇー!」と驚く様子の子どもたち。

 

 

 いのちのお話の次は、訪問看護のお話です。

先生が実際に訪問した患者さんは、耳が聞こえない人、足が動かせない人、機械を使って呼吸する人など、病状は様々。先生が写真を見せながらお話を進めていくと、子どもたちの表情はどんどん真剣になっていきます。

 

 

 「ご飯が食べられない人はお腹に穴をあけて、そこから栄養を取ります」と聞いて、思わず「痛そう…」と口にする子も。「でも、大人はチューブを通してお酒を飲むこともできるんだよ!」と聞いて、「えーー!」と会場が盛り上がります。

 

 

 感染症にかかった患者を訪問する場面も再現。子どもたちの中から1人前に出てもらい、実際に使っているガウンや帽子を身に付けてもらうと、「似合う!」の声があがります!

 

 

 さぁ、いよいよ包帯の巻き方の練習です。

21組になり、腕に包帯を巻く方法を学びます。やさしく、きつくならないように、でもゆるすぎないように、というアドバイスとともに、「うまくできない人は、できた人に教えてもらってね」と、お互いに協力することも伝えます。

 

 

 次はレベルアップ!指11本を包帯で巻く方法を教えてもらいます。5本の指それぞれが動くように巻くのは大変…。子どもたちは先生に教えてもらったり、自分なりに工夫しながら上手に巻いていきます。

「包帯は持って帰れるので、家でも練習してね」と聞くと、大喜びする子どもたち。

 

 

 質問タイムでは、今日聞いたお話で気になったことを聞きたくて、たくさん手があがります。

「どやってお腹に穴をあけたの?」「口から管を入れて、胃の中を見ながら穴をあける場所をみつけます」「へぇぇぇぇ…」

「ずっと寝ていたらどうなるの?」「固まってしまいます」「石みたいに?」「そう!だから訪問して、体を動かしてあげるんです」

先生と子どもたちの対話が止まりません。

 

最後に先生からみんなへメッセージ。「今日はいのちの話をしたけど、みんなが生きていくには平和でなければいけない。なので、みんなも仲良く過ごしてくださいね」と語りかけてくれました。

 

準備や当日のサポートなどご協力いただきました現地団体スタッフの皆さま、川上貴子先生、本当にありがとうございました!

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