24日の大分県には大雪警報が出ていましたが、竹田市久住公民館で、1年生から中学2年生までの子どもたち11人と地域の方が参加して、宇宙のプログラムが行われました。
インフルエンザの影響や、雪のために会場まで来ることができない子もいて、参加人数が減ってしまったことが残念でしたが、無事開催できたことはなによりでした。
講師に天文学普及プロジェクト代表の高梨先生と国立天文台の夏苅先生をお招きして、私たちの知らない宇宙のことを学びます。
最初に、高梨先生から質問です。
①夜、星空を見たことのある人?
②科学館、プラネタリウムに行ったことのある人?
③宇宙のことが気になって眠れないことがあった人?
その後、「宇宙に関する言葉、宇宙にあるもの、宇宙のことで知ってること」を出し合いました。中学生の「惑星」から始まって順番に、先生からヒントをもらいながら発表していきました。
出てきたものの関係について説明です。
太陽系の惑星に〇を付け、並んでいる順番、それぞれの大きさについて考えました。
「太陽が一番大きいと思う人」と聞かれた時には、多くの子どもたちが手を挙げました。
地球を1とすると、太陽はその何倍?、木星は?
大きさを確かめるために、太陽をソフトボールにし、それぞれの惑星がどのくらいの大きさになるか、そして、どのような位置関係で並んでいるのかを、確かめることになりました。
太陽をソフトボールにすると、中には、落としてしまうとどこに行ったか分からないくらいの「砂粒」ほどの惑星もありました。手にした子どもたちは、あまりの小ささに驚きながら、しっかりと握っていました。
「惑星」を大事に持ち、廊下に出てその位置関係を調べます。
水星、金星、地球、火星はすぐ近くに並んでいますが、ずっと離れたところにある惑星もあります。
「水・金・地・火・木・・・と覚えるといいんだよ」と高梨先生から教えてもらいました。
それぞれの惑星の位置関係を調べたら、部屋に戻り、部屋を暗くして、宇宙旅行に出発です。
最初に鮮やかな地球が出てきました。
地球を見ながら、「日本はここだね」と確認します。
そして、いよいよ地球を出発して宇宙の様子を見ていきます。
太陽の周りをどのように惑星が動いているかを見たり、冬の大三角形、冬のダイヤモンドについての説明を聞いたりしました。
太陽の黒点に近づいてみました。
最初は小さな黒い点だったものが、近づいてみると、日本地図のような形をしています。
この黒点の中に、地球はすっぽり入ってしまいます。
子どもたちから「生き物みたい」という声も。
太陽系の惑星だけでなく、銀河系にも無数の惑星があることがよく分かりました。
そして、宇宙の旅を終え、地球に戻ってきました。
宇宙の旅の途中、高梨先生がしてくださった話を熱心にメモしている子もいました。
質問コーナーでは、「宇宙人はいるの?」ということが話題に。
「宇宙人はどこかの惑星にはいる」と、高梨先生の話。
「でも、星と星との距離があるため、地球には届いていない」とのことでした。
見たことのない宇宙の様子を、映像を通して知ることができました。
最後に集合写真を撮り、アンケートを書いて宇宙のプログラムは終わりました。
寒波到来の九州、電車やバスも運休になるほどの天気にも関わらず、来ていただいた高梨先生、夏苅先生、ありがとうございました。
そして、熱心に話を聞いていた子どもたち、竹田市生涯学習課久住教育係の皆様、大変お世話になりました。