8月24日実施したプログラムは、「ファインダーからみるいのち」です。
岐阜県美濃加茂市、伊深小学校にやってまいりました。
写真を通して、日本や世界でいま起こっていることを伝えるお仕事をしている、
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが講師として来てくださいました。
はじめに、安田さんが撮影をしている場所についてのお話を聞きました。
「今から4年前の3月11日に何があったかわかるひとー?」
すぐに子どもたちの手が挙がり、答えがでてきました。
東日本大震災によって大きな被害を受けた、岩手県陸前高田市のお話です。
子どもたちはとても真剣なまなざしで写真をみつめ、お話を聞いていました。
お話を聞いた後は、実際に自分たちで写真を撮りに行きます。
カメラを2人で1つ受け取ると、とても嬉しそうな表情!
「すぐそばにある宝物を探そう!」というテーマでいろんなものを撮りに、いざ出発!
安田さんから、「いつもとは違うところからみてみるんだよー!」
「いろんな角度から撮ってみてね!」
というアドバイスをいただきました。
みんな、思い思いの好きな場所へ。
木の気持ちになっていろんなものをみたい!と言っていた男の子は、木に登って木の目線になっていました。
木から見える世界はどんな世界かな?
「シャツの襟にてんとう虫とまってる!」
「ちょっとそのまま動かないでください!」
と言って、たまたまシャツの襟にとまったてんとう虫を撮っている子もいました。
寝っ転がったらいつもと違うように見えるかな?
「すっごい良いの撮れたよ!」と言ってみんなで見せ合いっこ。
「こんな風にも撮ることができるね!」と安田さんからアドバイスをもらいます。
みんな、宝物のすてきな写真を撮ることができたかな?
撮影終了時間を迎え、最高にお気に入りの1枚を選びます。
そして、どんな写真をどうやって撮ったか、どうして宝物だと思うかなどを発表してもらいます。
通学路がいつもきれいだから、ちょっと違う視点で撮ってみたよ。
蛇口から出る水がいつもと違うところからみたら、全然水に見えなかったから撮ったよ。
蝉は一週間しか生きることができないのに、熱心に生きているからその思いをうつしてみたよ。
うさぎと触れ合っている写真を撮ってくれた子は、生きものと触れ合っているとしあわせだからと言ってくれました。
子どもたちは様々な思いを写真にのせてくれて、驚きやたくさんの発見があったと思います。
いのちの大切さをみんなに知ってもらいたいという安田さんの思いは、みんなに届いたかな?
最後にみんなで集合写真!
本日お世話になりました、安田菜津紀さん、伊深小学校のみなさん、
本当にありがとうございました。