福岡県北九州市で、200mハードルアジア最高記録、日本最高記録保持者である秋本真吾先生を講師に「走り方教室」を実施しました。
80人もの子どもたちが参加し、雲一つない晴天の下、熱中症対策をしながらのスタートです。
最初は、秋本先生がハードルを跳ぶ様子を見学。
子ども用のハードルを縦にして、「このくらいの高さを跳ぶんだよ」と。
側に来て、自分の身長と比べ、その高さにびっくりです。
そして、それを難なくクリアするジャンプ力に、子どもたちは「オーッ!」と大歓声。
「危ないから離れて!」と言う声も届かず、みんなハードルのそばに近寄ってきます。
準備体操をして、早く走るためのコツを伝授してもらいました。
まずは、頭のてっぺんから串を刺したように背筋をピンとして歩きます。
「さあ、串を刺して…、この串を曲げないように歩くよ」という秋本先生の指示に、
子どもたちも素直に従い、手を頭の上に持って行き、まさしく串を刺す感じになります。
次は、重心を置く場所です。
後ろに重心を置いて走ってみると、「走りにくいよ」と、子どもたちの声が。
ところが、前に重心を移すと、最初の一歩がスムーズに。
体験してみて、子どもたちは、体を前に傾けて走る意味を納得していきます。
秋本先生から教えてもらったことを意識して、走ってみます。
「早く走れるようになりたいんだ!」という声も聞かれました。
やはり、かけっこ1番は子どもにとっても魅力的です。
そして、最後はスタートの練習です。
前足のかかとに後ろ足の膝を付け、そのまま立ち上がります。
それが、スタート時の両足の位置です。
じっくり、両足の位置を確認する子どもたちは、みんな真剣です。
そして、今まで習ったことを頭に入れて、走ってみました。
プログラムスタート時に比べ、子どもの走り方が変わってきたことに驚かされます。
ちょっとしたコツで、子どもの走りは変わってきます。
それだけでなく、顔つきも変わり、得意げに走って行きます。
最後に、講師の秋本先生から代表がサインを受け取り、集合写真を撮ってプログラムも無事終了しました。
心配していた熱中症もなく、「もう終わり?」という嬉しい声も聞かれたプログラムでした。
猛暑の中、暑さに負けずみんな頑張りました。