秋空の気持ちいい日に、元気な子どもたちが集まってくれました。
裸足だと寒いかな~という心配をよそに、元気に上履きと靴下を脱ぎ始める子もいて、みんなのやる気が伝わってきます!
体育館に並ぶ、和太鼓…。学校や音楽室にはないそうで興味深々ですが、礼儀正しい子どもたちは勝手に触ることもなく、先生も感心しています。
子どもたちは先生の圧巻のパフォーマンスを至近距離で見ることができ、目を丸くする子もいれば、音に合わせてノリノリに体を動かす子もいます。それぞれ音楽の楽しみ方が自由でとてもいいな~と思った瞬間です。
まず先生たちと子どもたちの自己紹介からスタート!
少し恥ずかしくて、モジモジしている子もいましたが無事に全員名前を伝えることができました。
次に、先生から「太鼓の革は何でできているでしょうか?」というクイズが出題されます。
千葉ということで【豚/牛/落花生】の3択です!さて…なんでしょうか?「え~落花生はないでしょう~」と言う子もいれば、「え、もしかして落花生?」なんて言う子もいてなんとも可愛らしい。「正解は牛の革です~」と教えてもらうと、「あれ?白と黒の柄は??」と言ってみたり、「匂いするのかな~」と匂いを嗅いでみたり。
内側の革を使っているから柄がないこと、使用する前に何度も洗ってキレイにしているから匂いはしないことを教えてもらいました。「太鼓は生き物の命をいただいてつくっているから、『ありがとう!』の気持ちを込めて大切に打ってね!」とも教えてもらい、いよいよバチを受け取ります。
バチを丁寧に扱い、褒められる子どもたち。何をするにも、道具を大切に扱う姿勢は大切になってきますよね。姿勢と言えば、太鼓には正座が似合いますね。話を聞く時のピンと伸びた姿勢がとってもかっこよく、素晴らしい。
昔から伝わる太鼓のリズムは【口伝】といって、魂をのせて口頭で伝わってきたのだとか。
今回は「スットン スットン トロツクトントン」という掛け声に合わせて、リズム良く太鼓を叩いていきます。
最初は距離が合わずいい音が出なかったり、力強く声を出すのが恥ずかしそうだったり…でも、練習を重ねるにつれどんどんいい音が出てくることに嬉しいのか、少しずつ笑顔が増えていきます。
そして、とてもリズム感がよく真剣な子どもたちの姿に、先生たちも指導にどんどん熱が入り、いつもより難しいリズムまで教えてくれます。子どもたちは2人で1台の太鼓を順番に叩き、交互に入れ替わるという難易度の高いことに挑戦!
少し間違えてしまった時の笑顔もかわいいですが、何より真剣な顔つきと、先生に教わったことを忠実に守って頑張ろうという一生懸命な姿勢に、周りで見ている大人もビックリです。
何度も何度も練習をして、最後のパフォーマンスが終わった後は手が痛かったのか、手をブルブルさせる子もいるほど。本当に一生懸命頑張りましたね!とてもかっこいいパフォーマンスを見せてくれました。
最後は先生への質問タイム。
「ちょっと難しかったけど、太鼓 楽しかった♪」と教えてくれた子、先生も嬉しくて「太鼓好きになった人~」と聞くとほとんどの子が元気に手を挙げていました。
6歳と9歳から太鼓を叩いているという先生たち。「小さい頃から続けることってとても大事だよ、何かを続けていると感じるものがあるし、仲間も増えていく。何か好きなことを見つけて続けてみてください!好きなことは頑張れるし、続けられるよ。」と温かいメッセージとともにプログラムは終了!
事前準備や当日運営サポートにご協力いただいた学童スタッフの皆さま、プログラムを届けてくださった古里祐一郎先生、竹内幹太先生、本当にありがとうございました。