クリスマス当日に、星がきれいに見える十津川村に宇宙のプログラムをオンラインでお届けしました。
オンラインで繋がると元気に挨拶をしてくれて、画面から飛び出してきそうなほど積極的な子どもたち。
「流れ星を見たことがある!」と元気よく手を挙げる子が多くいる一方で、「プラネタリウムは見たことがないな~」という子がほとんど。自然の中で、普段からたくさん星を眺めているからでしょうか?
最初に、先生から「宇宙について知っていること、疑問に思っていること、知りたいことを教えて!」と言われると、「宇宙ってどうして星が光っているんですか?」「星は光る石ですよね~?」「宇宙って、無限に広がっているよね…?」と、早速たくさんの声が聞こえます。みんな星のことにとても詳しくて、大人顔負けの質問に先生もびっくりです!
子どもたちが知りたいことを聞けたところで…いよいよ宇宙旅行へ出発!謎を解明していきましょう!!
仮想宇宙空間趣味レーター「Mitaka」を使って、地球に別れを告げ、宇宙へと飛び立ちます。「飛んで行った、飛んで行った、飛んで行った!!」と大興奮!宇宙から地球を見るなんて、不思議な体験ですよね。「わーーーー大きい!」と言いながらプログラムが進みます。
色々な星を探しながら、無限に広がる宇宙空間へ。宇宙の歴史について振り返ったり、名前がついた星をたくさん見ながらあっちへ行ったり、こっちへ行ったり…。
旅をしている最中、「ブラックホールはあった?!」「星を食べるやつは…?いつできたの?」「金星はいつからあったの?」等、興味津々な子どもたちが、先生にどんどん話しかけます。「本当に色々なことを知っているんだね~、詳しいね。」と先生に褒められて、嬉しそう。
色々な星の名前がカタカナで書かれているのを、たくさん読み上げます。本当に物知りな子が多く、私たちもビックリです。
先生の全ての言葉に真剣に耳を傾ける様子が、暗い中でも伝わってきます。「この先、地球はどうなるんですか…?」と聞きながら、「太陽に地球は飲み込まれてしまうらしい…!」と知り「えーーーーーーー!」と叫びが聞こえます。知らないことをたくさん教えてもらって、難しい言葉を復唱しながら、前に体を乗り出す子どもたち。
地球からどんどん離れていくと、惑星によって動きの速度が違うことにも気づきます。先生から「ボスの太陽に会いに行ってみようか!」と提案されると「熱そう…」「〇〇度じゃない?」「眩しいよー!」と、本物の宇宙旅行を楽しんでいるような子どもたちがなんとも可愛らしいです。
遠い遠い宇宙から地球に帰ってくると、最後は質問タイム。「〇〇年先の宇宙の果ての世界はどうなっているのか、先生の仮説を教えてほしい!」という質問が飛び出て、高度な内容と“仮説”というワードが出てきたことに高梨先生もビックリです。先生からは「遠くを見れば見るほど、昔の姿を見ていることになるんだよ」ということを教えてもらいました。
「宇宙のことは、まだまだ分かっていないことが多い。色々な人が研究して少しずつ分かっていっているけど、みんなも興味があったら本や図鑑、インターネットを使って、調べてみてね!」とメッセージをもらい、プログラムは終了です。
分からないことを調べてみる…というのは、とてもワクワクすることですね。ぜひぜひ、宇宙についてこれからも興味をもって調べてもらえたら嬉しいです。
準備や当日のサポートなどご協力いただきました現地団体スタッフの皆さま、高梨先生、本当にありがとうございました!