毎回、3~4団体にご参加いただき、【普段行っている体験活動】をテーマに意見交換、相談を行っている「ほうかご勉強会」
放課後児童クラブ、放課後子ども教室、児童館等、子どもたちが放課後を過ごす場所は様々あります。様々な場所の皆さまとオンラインでお話をさせていただくと、規模や地域との連携・スタッフの独自性等、様々な特色が見えてきます。
今回ご紹介するのは、180人ほどの児童が登録している宮城県仙台市にある規模の大きな児童館での活動です。
参加児童数が多いと、安全に見守り、怪我をしないで過ごして欲しい…という思いが強くなり、活動に制限をかけてしまうことも多いのではないかと思います。
しかしこの児童館では、外に出ていくハロウィンイベント「トリックオアトリートツアー」を実現させ、顔見知りの大人を増やすことに成功しました!
ハロウィンの時期、町中に仮装をした子どもたちをたくさん見かけますよね?仮装をして町を歩いてお菓子をもらうのが定番ですが、「お菓子をくれなきゃこちょこちょしちゃうぞ!」「変顔を見せちゃうよ!」等、オリジナルの“いたずら”を書き入れたプレートを首からさげるアレンジを加えます。
ハロウィン後には「あ、〇〇のいたずらの子だ!」と子どもたちの顔を覚える大人も多く、イベントをきっかけに地域全体が子どもたちと交流しやすい雰囲気になったそうです。
他にもさまざまな活動について紹介いただきましたが、全ての活動に「子どもたちのやりたいことを、子どもたち自身で考えてほしい。」という想いがあることを語っていました。
この回に参加していた団体の皆さんも、
「保護者との関わりを多くする」「地域と一緒に活動する」を大切にしていると話してくださり、共通する部分が多くありました。
質問タイムでは、【イベント実現に向けた職員の動き】、【活動中のグループ分けの基準】、【実施にあたっての金銭面のやりくり】等についても、ざっくばらんに質問が飛び交い、多岐にわたり情報共有することができました。
最後は、【今後、挑戦してみたいこと】【真似してみたいと思った取り組み】等を発表し合い、明日から、より前向きに取り組める意見交換の時間となりました。
このような共有の場をキッカケに、それぞれの団体での活動が広がると嬉しいです。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。次回のレポートもお楽しみに!