照り付けるような夏の暑さを感じる宮城県松島町にて、いのちのプログラム「心臓外科医のシゴト」を実施しました。
会場の建物に到着するとなんとプログラムの案内ポスターが!
子どもたちが事前に作ってくれたとのことです。
会場に入ってきた子どもたちは、置いてある聴診器や手術着をみてわくわく。
プログラムのはじめは、現在も心臓外科医としてご活躍されている尾頭先生よりお話です。
先生から「お医者さんはどんな人かな?」と質問があると、みんな積極的に手を挙げて、「病気を治す人!」「かっこいい人!」と答えます。
そして次に心臓に関して「心臓は1日で何回動くでしょう?」と質問がありました。「1万回!」「100回!」「3000回!」「30回!」などどたくさんの答えを言ってくれましたが、なんと正解は「10万回!」
「えーーー!!」という声が一斉に上がりました。
心臓の勉強をした後は、実際に聴診器を使って心臓の音を聞いてみます。
初めて聞く心臓の音に、驚いたような、少し恥ずかしいような、でも嬉しいような表情の子どもたち。「ドキドキ」「ドクドク」などそれぞれの表現で聞こえた音を教えてくれました。
次は実際に手術の恰好をして、糸の結び方を勉強します。
手術着に子ども用はないので、なんとお医者さんが本当に着ている手術着を着ます。ぶかぶかだけれど、それ以上に「本物!」ということに子どもたちは嬉しそうな様子。
お医者さんたちは簡単に糸を結んでいきます。
しかし実際やってみるととっても難しい!
「手袋が邪魔でうまくできない…」と言う子もたくさんいて、手袋を脱いで練習する子もいました。
でもそれでも難しい!
「手袋がなくても難しいのに、手袋をしてもっと難しい状態で先生たちは手術しているんだね」
ということが分かりました。
中にはとっても上手に結べた子もいて、先生から褒められて嬉しそうでした!
最後は「いのち」について先生からお話。
「いのちは壊れやすい」「いのちを救うのは大変な仕事だけど、働けるのは好きだから」「みんなも好きな仕事を見つけてね」と心に響くメッセージをくださいました。
プログラムを通して、「いのちの大切さ」「いのちを救う大変さ」など、体験したからこそのたくさんの発見がありました。
元気に楽しく、そして真剣に取り組んでくれた松島町の子どもたち、
貴重な体験をさせてくださった尾頭先生、アシスタントの先生、
そしてスタッフ、保護者の皆様、
本当にありがとうございました!